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2006年02月14日 05:52:48
 映画「リターナー」のDVDを1月中旬に見ました。

 アクション・シーンやCGは非常にレベルが高いけれど、シナリオのレベルが付いてきていないなと思いました。

 あと、ネットの評判として「金城武の日本語が下手」という話を多く見たのですが、気になるほどではなかったです。

 逆に「金城武は格好いいよな」と思いました。彼は映画ばえする人ですね。

 それに比べて、金城武の相方の少女は数段劣るなと思いました。何だか、地に足が付いていない感じがしました。

 対して悪役の存在感は非常によかったです。ただ、“いかにも漫画みたい”な悪役なので、どうかなと思う部分もありましたが。

 感想をまとめると、映像と脚本、各俳優のレベルなど、幾つかの要素にクオリティのばらつきを感じる映画でした。



 以下、粗筋です。

 今から八十年ほど未来。人類は宇宙人による攻撃で絶滅の危機に瀕していた。

 人間たちは歴史を変えるべく、タイムマシンを作り、最初の宇宙人を倒そうとする。

 しかし、そのタイムマシンを製造していた基地が宇宙人に襲われる。そして、タイムマシンで過去に行くはずだった兵士は殺されてしまう。

 人々は次々と殺され、最後は少女一人だけとなった。彼女は時を越え、過去に飛ぶ。

 彼女がたどり着いた先には、賞金稼ぎとして街の無法者を狩っている主人公がいた。少女は主人公を爆弾で脅し、過去の時代での仲間とする。

 最初は嫌々従っていた主人公だが、友の仇のヤクザが最初の宇宙人に関係していることを知り、彼女と一緒に戦うことに決める。

 二人はヤクザの秘密基地に潜入し、歴史を変えようとする。



 粗筋を見れば分かりますが、脚本の基本は「ターミネーター」です。

 最初の10分ぐらいで、ちょっと乾いた笑いを浮かべてしまいました。ロボットが宇宙人に変わっているだけで、ほとんど同じ設定なので。

 まあ、当然途中で一捻りあるのですが、いくらなんでも似過ぎだろうと思いました。



 あと、映画を見ている間中、“狭い場所をぐるぐる回っているだけ”という印象を強く持ちました。

 なぜなのだろうと思い、考えてみたのですが、「行って、戻ってくる。行って、戻ってくる」の繰り返しが延々と続く脚本だからだと思いました。

 話が進んでも、主人公の部屋や、情報屋のお店に何度も何度も戻ってくるので、話が進んでいる気がしません。

 これは予算の問題なのか、脚本上の問題なのかは分かりませんが、演出でもう少し緩和できるのではないかと思いました。

 同じ場所であっても、物語の進行に合わせて、見え方を変えてやる。そういうことが行なわれていない(もしくは、観客に変わったという印象を与えていない)ことが、上記のような感想を持つにいたった理由ではないかと感じました。



 いろいろと頑張っている部分が見える作品ですが、まだまだ荒削りな部分があり、うまくいっていない印象を持ちました。
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