2006年03月16日 15:45:20
映画「死霊の盆踊り」(原題:死霊の乱交パーティー)のDVDを2月の中旬に見ました。
馬鹿映画好きの酒氏が持って来たDVDです。
馬鹿でした。
果てしなく馬鹿でした。
墓場に来たカップルが、夜の帝王主催のストリップ・ショーに迷い込んで、九十分間、入れ替わり立ち代わり、いろんな女性のストリップ・ショーを見せられる。
本当に“それだけ”の映画です。
いや、映画じゃないです、単なるストリップ・ショーです。絡みも一切なしです。
画面に人が三人以上出ることはまれで、ほとんど一人しか映っていません。低予算もここに極まれという感じです。
どこを見逃しても惜しくない、全編ストリップ・ショーという潔さ。……というか低俗さというか下らなさ。
それもエロくない。
男子中学生なら喜ぶかもしれないですが、既にいい大人の私たちは、女性が裸で踊るぐらいでは喜びません。
仕方がないので、私と酒氏は、訳の分からない「おっぱい談義」を始める始末。
映画のでき云々ではなく、本当にストリップ・ショーをただ延々と撮っているだけの作品(?)でした。
この映画の伝説や、世に出た経緯や、映画祭での話は以前から知っていたのですが、本編がここまで中身のないものだとは思っていませんでした。
だって、ストーリーが欠片もないんだもの。ワーン(泣
DVDには監督インタビューが付いていました。
当時の法律の網の目をくぐりながら、エロい要素の入った映画を作るのにどれだけ腐心したかを、トクトクと語っておりました。
当時の風俗史をかんがみる上では、何らかの意味のあるインタビューかも知れないと思いました。
また、女優が集まらず、仕方なく現役ストリッパーを集めて映画を撮ったということも語っていました。
そりゃあ、こんな映画に出たがる女優はいないでしょう……。
インタビューで興味深かったのは、この映画の脚本がエド・ウッドだということです。
監督とエド・ウッドの出会い、そして監督が語る、彼自身やエド・ウッドの才能。
それは、何というか、非常に脱力を誘うトークでした。酒氏は寝落ちしていたし。
さて、この映画を見て一番気になったのは、この「死霊の盆踊り」には、さらに下があるということです。
この映画を世に出したのは江戸木純という人だそうです。
もともと、氏が買いつけた映画は二十数本あったそうで、そのなかから、どうにか商売になりそうな映画を十本選び、そのなかで唯一商売になったのが「死霊の盆踊り」だったそうです。
最初の十本にも入らなかった映画は、いったいどんなものだったのでしょう?
下には下がある……。世の中は凄いです。