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2006年07月20日 05:06:58
ライトスタッフ
 映画「ライト・スタッフ」のDVDを六月上旬に見ました。

 いろんな人から「柳井さんは見ないといけない映画」と言われ続けていたのですが、近くのDVDレンタル店になく、かなりしょんぼりしていたところ、友人の太郎さんが「貸しますよ」と言って貸してくれました。

 ありがとうございます。

 というわけで、ようやく見ることができました。

「うぉ〜、熱い!」

 納得。これは見るべき映画ですね。宇宙開発物だし。

 時間は長いのですが、一気に一晩で見てしまいました。途中でやめられませんね、これは。

 よい作品でした。



 さて、「ライト・スタッフ」は、どんな映画なのか。

 この作品は、アメリカの初期宇宙開発であるマーキュリー計画にまつわる物語です。

 しかし、この映画はロケット開発史ではありません。音速野郎どもの、ぶっち切りパイロット物語なのです。



 以下、粗筋です。歴史的事実なので、特にネタバレも気にせず書きます。

 第二次大戦後のアメリカでは、空軍のパイロットたちが世界最速を目指して凌ぎを削っていた。

 マッハ1、マッハ2……、音速の壁を越えた先には魔物がいる……。

 だが、命知らずの男たちは、その壁をぶち破り次々と記録を打ち立てていた。

 そして時代は少し進み、飛行機の時代から宇宙ロケットの時代へと写る。冷戦時代に突入したアメリカは、ソ連に対抗してロケット開発を加速させていった。

 そして、ソ連のロケット打ち上げに衝撃を受け、その遅れを取り戻すために、政府はマーキュリー計画を立ち上げた。

 ──有人ロケットの打ち上げ。

 そのための乗組員として白羽の矢を立てられたのが、アメリカ各地にいるトップ・パイロットたちだった。

 エージェントたちは、空軍、海軍を回り、有能な人材をスカウトしていく。そして、空軍で世界最速を目指していた男たちにも声が掛かる。

 全米から集まった猛者たちから厳しい選抜を経て、七人の男が宇宙飛行士に選ばれた。

 そんな彼らの許に、ソ連からの衝撃的ニュースが飛び込む。世界初の有人飛行を共産国が成し遂げてしまったというのだ。

 打ちひしがれる米国の宇宙関係者たち。遅れを取り戻すべく科学者たちは努力するが、ロケットのテストは失敗続き。七人の宇宙飛行士たちの表情も次第に曇っていく。

 さらに、七人の心を暗くする要素があった。それは、彼らがチンパンジーと同列に、つまりモルモットとして扱われていることだった。

「俺たちはトップ・パイロットだ」

 その強烈なプライドを持った彼らは、一致団結して、ロケットの設計にも口を出すようになる。

「俺たちが団結しなければ駄目なんだ」

 確かな実力を持った男たちは、互いに強い友情で結ばれて、命知らずな任務をこなしていく。

 一人目が宇宙に行き、二人目が宇宙に行き、メンバーは次々と宇宙を旅し、そして英雄になっていく。

 そして全員が宇宙を体験したところで映画はラストを迎える……。



 映画は、大きく分けて三つのフェイズに分かれます。

 第一部は、パイロットたちの最速競争。

 第二部は、宇宙飛行士の選抜。

 第三部は、七人の宇宙飛行士たちの友情と挑戦。

 どれも熱いです。

 個人的に感心したのは、第三部の七人の友情の強さです。ライバルとして対立するのかと思っていたのですが、物凄く強い友情で結ばれており、これが非常に心に響くものでした。

 そして最後の方で、冒頭で最初に音速を突破したイェーガーが再び出て来るところは、本当にぐっときました。

 初期宇宙開発を、パイロットたちの熱いドラマとして描いた本作は、非常に面白かったです。

 マイベストに選ぶ人が何人もいるのも頷けました。



 どうでもよいのですが、大統領たちが集まって「宇宙飛行士にはどういった人が適しているか」を話し合うシーンは脱力物でした。

 この時代、いかに宇宙というものが未知の世界で、みんながよく分かっていなかったのかがよく理解できるエピソードでした。

 当時は真剣に議論したであろうことでも、その知識が常識になった現代では滑稽に見える。その好例だなと思いました。
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