映画「7人のマッハ!!!!!!!」のDVDを九月中旬に見ました。
タイのアクション映画です。「マッハ!!」の後、「トム・ヤム・クン」の前の作品です。
相変わらず、脳内麻薬出まくりのアクション・シーンを堪能しました。
個人的には、「体操つええ!!」と思いました。軽やかに弾丸を避けて、敵を倒していきます。
アクションは鼻血が出るほど凄かったのですが、シナリオはちょっと強引過ぎ。その点はあとで書きます。
以下、粗筋です。
主人公は特殊捜査官。彼は麻薬王を捕まえる。だがその時に、同僚を失ってしまった。
彼はその心を慰めるために、スポーツ選手の妹が慰問先に行く山奥の村に、一緒に付いていく。
だがそこで事件が起こる。麻薬王の手下たちが、その村全員を人質に取り、麻薬王の解放を要求してきたのだ。
政府は特殊部隊を送り込むが撃退される。
村人とオリンピック級のスポーツ選手たち、そして主人公は、村を守るために、必死の抵抗を始めた……。
映画は、様々な分野のスポーツ選手が、その特技を生かして敵を撃退して行くという、マンガでよく見るようなお話です。
相変わらず派手で、人が死にそうなアクションは凄かったです。
映画が始まって冒頭十分で、いったい何人が本当に死にそうになったんだろうと思うぐらいの勢いでした。
トラックから落下するシーンは、あと少しで頭をタイヤに巻き込まれそうになっていますし。
しかし、アクションに対してストーリーはかなり適当です。(古い作品のリメイクらしい)
村が舞台で戦う話なのですが、主人公が村に来る理由も曖昧なら、敵が村を占拠する理由はそもそも謎です。
「いったいなんでみんなそこにいるの?」と思わず問い掛けたくなります。
また、ラスト直前の最大の危機の乗り越え方も随分アバウトです。いつのまにか、なんとかなっていた。そんな感じです。
まあ、アクションだけ楽しめればいいといえばいいのでしょうが、「トム・ヤム・クン」が設定やストーリーにも頑張っていたので、気になりました。
あと、どうでもいいのですが、タイの政府首脳は、全員ノートパソコンをカタカタしながら議場にいます。
実際の議会の場所はどうなんでしょう?
かなり違和感を覚えました。