2006年の読書のまとめ、その3です。
● 2006年03月(5冊/計16冊)
2006.03.04
■ 駿河城御前試合(南條 範夫)(★★☆☆☆)
「シグルイ」原作として読みました。そして、「シグルイ」がどれぐらい話を膨らませているかを確認して、驚嘆しました。
そういった意味で、「シグルイ」ファンは読んでおいて損のない本だと思います。あまりにも膨らませているので、ネタバレにも何にもなりません。
2006.03.22
■ 天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集〈2〉(宮崎 駿)(
★★★★☆)
素直に勉強になります。そして、子供時代から何度も見た映画なので、非常に楽しかったです。
DVDと一緒に購入しましたので、今後も機会があるごとに確認していきたいと思います。
2006.03.25
■ 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)(ジャレド・ダイアモンド)(★★★☆☆)
「銃・病原菌・鉄」の続編。ジャレド・ダイアモンドの本は、邦訳されているものは全て押さえておこうと思い、読みました。
「銃・病原菌・鉄」ほどの面白さではなかったですが、ゲームや物語の世界を作る上で、様々な知識を与えてくれる本でした。
2006.03.28
■ 神々の山嶺〈上〉(夢枕 獏)(
★★★★★)
圧巻。山に生き、山に狂った男の生き様が、非常に男臭く描かれています。
エベレストにアタックするということが、どういった意味を持つのかを徹底的に読者に分からせ、そこに挑む男がどうなるのかを、これでもかというほど濃厚に描く。
「熱い」という形容がぴったりの小説でした。
2006.03.28
■ ピル(北村 邦夫)(★★☆☆☆)
毎日新聞のサイトで連載している北村邦夫氏の本。ピルの歴史から実情までを、分かりやすく解説。生殖関係の知識として押さえておきたい情報です。
個人的にはピルの歴史で出て来た、変人化学者ラッセル・マーカーのエピソードが興味深かったです。