2006年の読書のまとめ、その5です。
● 2006年05月(10冊/計27冊)
2006.05.01
■ 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)(ジャレド・ダイアモンド)(★★★☆☆)
感想は上巻に譲ります。
2006.05.05
■ 乱れからくり(泡坂 妻夫)(
★★★★☆)
推理小説でもあるのですが、おもちゃ好きとしても面白い一冊。
様々な玩具が事件に絡むミステリーです。
2006.05.07
■ 「リアル」だけが生き延びる(平田 オリザ)(★★☆☆☆)
インタビュー形式の本。平田オリザの視点から見た、日本演劇界やその課題。
2006.05.17
■ 警視庁捜査一課殺人班(毛利 文彦)(★★★☆☆)
よくまとまっていました。資料としても有用でしたし、読み物としても楽しめました。
2006.05.19
■ 志賀直哉はなぜ名文か—あじわいたい美しい日本語(山口 翼)(★☆☆☆☆)
好きなのは分かりますが、筆が走り過ぎの感が強かったです。
文章表現のみを取り上げても、あまり参考にならないということが、反面教師的によく分かりました。
2006.05.24
■ 鉄人のおかず指南(道場 六三郎)(
★★★★☆)
料理の鉄人による煮物についての本。
「簡単に美味しく作る」ということを目的として、ロジカルに「和の煮物」について理解する本。
この本を読んで以降、私の自炊は煮物が多くなりました。
2006.05.25
■ 敬語を使いこなす(野元 菊雄)(★★☆☆☆)
機会があるごとに勉強し直しているのですが、やはり敬語は完璧には使いこなせません。
時代によっても、徐々に敬語の使い方も変わっていきますし。
2006.05.27
■ 俳句の世界—発生から現代まで(小西 甚一)(
★★★★★)
俳句の歴史を通して、文学とは芸術とはという真理にまで踏み込む本。
歴史の本としても、俳句の解説としても、そして知的読み物としても一級の本でした。
2006.05.27
■ おしえて!!FLASH 8 ActionScript(森 巧尚)(★★☆☆☆)
資料本。あまり活用する機会がなかったです……orz
2006.05.29
■ ほんとうの敬語(萩野 貞樹)(★☆☆☆☆)
文章が下品。作者の品位のなさが伝わってきて、読むのが苦痛だった本。
書いてあることはそれなりに有用なのですが、他者を貶めて自分を高めようとする文章表現は、その全てを台無しにしています。
敬語以前に、話者の中身が大切だと感じさせる一冊でした。