2006年の読書のまとめ、その11です。
● 2006年11月(6冊/計81冊)
2006.11.04
■ 生ける屍の死(山口 雅也)(
★★★★☆)
凄いことを考える作者だなと思いました。
また、アメリカの葬儀業界の話も満載で、そちらも非常に楽しめました。
最後の主人公の台詞も素晴らしかったです。
2006.11.05
■ 照柿(下)(高村 薫)(
★★★★★)
下巻。酩酊するような作品でした。
読後もしばらく疲れが残りました。
2006.11.06
■ 脳は絵をどのように理解するか—絵画の認知科学(ロバート・L. ソルソ)(★★☆☆☆)
絵画の科学的理解の参考に購入。
「美を知る」とは、「人間のシステムについて知る」ことなので、こういう勉強は必要です。
2006.11.13
■ 日本美術の授業—東京国立博物館の名品による鑑賞授業の手引き(東京国立博物館)(
★★★★☆)
非常に良書。
美術を学習するために、その成り立ちだけでなく、実作も含めて体験させてその凄さを理解させるという授業方法の本。
大人が読んでも「へーっ」と思うことが多いです。
2006.11.22
■ ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉(塩野 七生)(★★☆☆☆)
ローマのインフラについてまとめた上下巻。
物語性はないので、話としては面白くありません。
2006.11.29
■ アートへの招待状—展覧会の舞台裏からみた鑑賞のための手引き(白鳥 正夫)(★★☆☆☆)
新聞社の企画展を行っていた人の視点から見たアート界の話。