DVD「バスター・キートン傑作集2」を二月下旬に見ました。
収録されている作品は、以下の通りです。
・ハード・ラック
・ザ・ハイ・サイン
・悪太郎
・即席百人芸
・漂流
一作品二十分弱、全部で九十分ほどの短めのDVDです。
傑作集1で、バスター・キートンについては書いたので、今回は作品についての感想です。
傑作集2は、傑作集1よりも面白くなかった……。
というか、記憶に残ったのは最後の二作だけで、他はなんとなく見ているうちに流れていったという印象でした。
まあ、見ている瞬間は、それなりに面白かったのですが。
なので、感想は最後の二作だけ書きます。
●即席百人芸
舞台に出て来る役者も観客も全部バスター・キートンという、一風変わった特撮が見られる作品。
白黒時代から、こんな特撮があったのかと驚かされます。
撮影技法について興味が湧く作品でした。たぶん、相当面倒な編集をしているような気がします。
●漂流
船に乗って、家族で海に行く話です。
キートンが吊りベッドに寝ているシーンがあるのですが、大方の予想通り、ベッドを吊っている紐が切れておっこちます。
印象的だったシーンは、嵐にあった船がぐるんぐるん回るシーンです。まるで、びっくりハウスのようです。
いろいろと大道具が動くシーンは、傑作集1も含めて、バスター・キートンの真骨頂のような気がします。
とはいえ、まだ十作しか見ていないので、本当にそうなのかはよく分かりません。
とりあえず、傑作集2が1よりも面白くなかったので、傑作集を見るのは少し保留しようと思います。
傑作集3以降は、そのうち、手が空いた時にでも見ようと思います。