クロノス・クラウン - 記事検索

おすすめ
自作の本やゲーム他を販売
便利なWebアプリが多数
ソフトウェア
めもりーくりーなー Winのメモリーを掃除
Novel Supporter 小説推敲補助ソフト
PCソフト まとめ
Webサービス
Kindle Unlimited マンガまとめ 巻数の多いマンガを集計
ゲームブック
闇の聖杯の儀式 電書のゲームブック
ゲーム
Little Land War... Win向けSRPG
Little Bit War Switch向け高速RTS
TinyWar... 1面数分の8bit風RTS
EX リバーシ 変形盤面、盤面多数
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005UBTG/cronuscrown-22
2007年10月11日 11:56:59
ビートニク
 映画「ビートニク」のDVDを九月上旬に見ました。

 1999年の作品で、原題は「The Source」。アメリカの文化史の重要なピースの一つ、ビート・ジェネレーションについて年代順に追っていくドキュメンタリー作品です。

 なぜこの作品に興味を持ったかというと、そもそもの切っ掛けは川端裕人の「リスクテイカー」です。

 この作品で、ポエトリー・リーディングの話が出てきて、そこからビートニクについて興味を持ち、長らく記憶していたのでこの映画を借りてきました。

 というわけで、以下、私なりに調べて、こうだろうと思ったビートニクについて少し書いておきます。



 まず、時代背景です。

 ビートニクは、1950年代の文化ムーブメントです。

 この文化ムーブメントは、1944年にウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、ジャック・ケルアックという三人が出会ったことで始まります。

□ビートとはなにか?
http://vivre-sa-vie.hp.infoseek.co.jp/eigakatariki/BEAT/beat%20toha.htm

□ビートニク
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/beatnik.htm

□Wikipedia - ビート・ジェネレーション
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83...

 この1950年代という年代については、私たちにとっては身近な、「ベトナム戦争(1960〜1975年)→ヒッピー文化」のように、「第二次大戦終結(1945年)+冷戦開始→ビートニク」という対応関係と解釈してよいと思います。

 また、その後の文化に影響を与えたという意味では、「ビートニク→ヒッピー文化」という発展的な流れになっているようです。

 実際、映画では、そういった描かれ方をしていました。

 つまり、そういった時代的位置と、文化史的位置に属するムーブメントというわけです。

 また、ビートニクという用語の「ニク」は、スプートニク(1957年)の「ニク」から引っ掛けて付けられたそうです。

□Wikipedia - スプートニク計画
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82...



 次に、主要三人物の代表作について書いていきます。

● ウィリアム・バロウズ

 「裸のランチ」(デヴィッド・クローネンバーグが映画化。薬と虫と肛門の映画)

□Wikipedia - ウィリアム・S・バロウズ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82...

● アレン・ギンズバーグ

 「吠える」

□関心空間 - アレン・ギンズバーグ (Allen Ginsberg)
http://www.kanshin.com/keyword/22494

● ジャック・ケルアック

 「路上」

□Wikipedia - ジャック・ケルアック
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82...



 さて、映画の感想です。

「ドキュメンタリーだ」

 特に映画的なストーリーはありません。当時の映像や現代の生き残りのインタビューを交え、1944年の出会い当時をまず語り、次に50年代、60年代、70年代とその変遷を見て行くという内容です。

 興味のない人にとっては多分退屈だと思います。

 逆に、興味がある人にとっては、「ああ、あの作品はこういう流れで出て来たのか」「この人とこの人は、ここで繋がっていたのか」「なるほど、あの映画の撮影された頃の文化的背景はこうだったのか」などと、なかなか面白い内容だと思います。

 私は後者の楽しみ方をしました。



 この映画を見て思ったのは、私の世代にとって「現代」はベトナム戦争以後で、「近代」は第二次世界大戦以前なんだなということです。

 ベトナム戦争以後も、第二次世界大戦以前も、映像メディアや本などで散々見聞きしているのですが、この間というのは知識としてはぽっかりと空いてしまっています。

 いやまあ、ゼロというわけではないのですが、密度が薄いです。

 そういう部分を知る際の手掛かりとなるという意味で、この映画は役に立ちました。

 まあ、映画というよりは、映像ドキュメンタリーなのですが。



 今回、粗筋は割愛します。

 特にストーリーがあるというタイプの作品ではありませんので。
最新20件 (全て見る)

オススメ電書 (全て見る

動画講座 (全て見る

サイト目次

おすすめ

PCソフト/Webアプリ

ゲーム

マンガ

記事

柳井の同人活動

開発

携帯・スマホ

アナログ・ゲーム

Cronus Crown(クロノス・クラウン)のトップページに戻る
(c)2002-2024 Cronus Crown (c)1997-2024 Masakazu Yanai
ご意見・お問い合わせはサイト情報 弊社への連絡までお願いします
個人情報の取り扱い、利用者情報の外部送信について