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2007年10月23日 22:42:57
プロフェシー
 映画「プロフェシー」のDVDを九月上旬に見ました。

 2002年の映画で、原題は「THE MOTHMAN PROPHECIES」です。日本語に訳すと、「蛾男 予言」となります。

 私は「モスマン」という存在を知らず、後で知人に説明されましたが、アメリカでは有名な現象だそうです。そして、映画は実話を元にしています。

 監督はマーク・ペリントン。主演はリチャード・ギア。

 パッケージから、なんとなくもっと古い映画だと思っていたのですが、2002年と最近の映画だったので、見た後、びっくりしました。

 映画はサスペンス・ホラーで、楽しめました。

 あと、序盤から思っていたのですが、かなり映像が凝っています。凝り過ぎにならない程度の、適度な凝り具合です。

 光を滲ませたり、似た図形を滲ませて繋いで映像を転換したり。そういった部分もなかなか面白かったです。



 以下、粗筋です。(ネタバレっぽいのは余りないです。中盤の後半に入る直前ぐらいまで書いています)

 主人公は、ワシントン・ポストの記者。ある日、妻と家を買いに行った帰りに交通事故に遭う。

 そのショックで妻は入院する。そして、脳に腫瘍があったことが判明し、彼女は息を引き取る。

 その死の前、彼女は奇妙な絵を何枚も描いていた。それは、悪魔を想像させるような、不気味な人物の絵だった。

 それから数年、主人公は再婚もせず、一人で仕事に打ち込んでいた。彼は、記事を書くだけでなく、テレビに出て解説を行う人気記者になっていた。

 そんなある日、彼は議員の取材に行くことになる。

 前日に車で家を発つ主人公。だが、気が付くと、見知らぬ町に来ていた。彼は、六十キロもの距離を、いつの間にか移動して、目的地とは違う場所にたどり着いていた。

 彼は、電話を借りようとして一軒の家に行く。しかし、その家の主人に猟銃を突き付けられる。主人公が、三日連続で家にやって来たというのだ。

 弁明する主人公。彼は、女性警察官の口添えで解放される。そして、その警察官から町で起こっていることについて聞かされる。

 最近、町では幻覚としか言えないようなものを見る人が続出している。そういったものを見る人々は、みんな真面目な人々で、嘘を言っているようには見えない。そして、警察官の中にも、見てしまう人が出始めているという。

 半信半疑だった主人公だが、その内の一人が描いたという不審な人物の絵を見て驚く。それは、妻が死ぬ前に描いた絵にそっくりだった。

 彼は調査を始める。そして、最初に猟銃で襲ってきた男が予言を受け取り始めたことを知る。彼は不定期に、世界的大惨事を予言し始める。

 そして、男は、その予言の主が、主人公の許にも訪れると話しだす。

 主人公は調査を進める。そんな彼の許に、全てのことを見通す、予言の主から電話が入る。

 主人公は、これまでの調査結果と、今後の方針を固めるために、かつて予言についての本を書き、世の中から身を引いて隠棲した元大学教授を訪ねた。

 そして、主人公は、彼から予言の真実について聞かされることになる……。



 いちおう、この話は、実話を許にしているそうです。

 どこまでが実話で、どこからが脚色なのかは不明です。



 こういった超常現象系の話を描くにおいて、理知的な主人公が動く場合は、そこで起こっている現象に対して、「全く不可解」ではなく「何となく分かる気がする」理由が必要だと思います。

 なぜなら、「全く不可解」では、主人公は能動的に行動しづらいからです。

「何となく分かる気がする」けど「他人には上手く説明できない」場合に、主人公は「自分だけが物事を解決しなければならない」と考え、積極的に行動します。

 この「理由」について、小説や漫画などでは、割合長々と説明できるのですが、映画ではそれはできません。

 映画は、あくまで映像で語るメディアであり、物語のテンポを遮る勢いで長々と説明するのには適していません。

 個人的に、この映画の説明で上手いなと思ったのは、元大学教授の説明でした。

 大惨事の予言というのは、雷の前に髪の毛が逆立つようなものだ。それは、予兆と言うべきものだ。

 映画以外では少な過ぎる説明ですが、映画ではこの程度で十分だと思いました。

 また、予言をする相手のことを神ではないかという主人公に対して、反論する台詞も分かりやすかったです。

 君は全てのことを見通されたから、相手のことを神だと思っているようだ。しかし、それは神でも何でもない。あのビルの窓を拭いている窓拭き職人は六キロ先が見える。君は見えない。君は、彼を神と呼ぶかね? それと同じことだ。



 映画を最後まで見て思ったのは、邦題の方がしっくりくるなということです。

 思わせぶりな「モスマン」ですが、「プロフェシー」ほど、映画では比重が大きくありません。

 これは、邦題で「モスマン」を削った人も、そう考えたんだろうなと思いました。

「モスマン」も「プロフェシー」も、日本人には馴染みのない単語ですので。



 という題名の件を書きましたが、アメリカでは「モスマン」は有名な超常現象だそうです。

 なので、元々の題名が「モスマン」なのは、その「モスマン」現象を扱っているからとのこと。

 勉強不足だったなと思いました。
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