四月分です。
● 2007年04月(5冊/計20冊)
■ ふたごのプラネテス(幸村 誠)(★★☆☆☆)
アニメの「プラネテス」の副読本。マンガ版とアニメ版の違いについてなど、いろいろ参考になりました。
■ 亜愛一郎の狼狽(泡坂 妻夫)(★★★☆☆)
ミステリー版ショートショートという感じでした。
短くてもミステリーという感じで、時々当てると嬉しかったです。
あと、何気に主人公キャラが楽しいのがよかったです。
「面白い」ではなく「楽しい」というのは、書き手の人柄なのかなと思いました。
■ okamarble(okama)(★★☆☆☆)
絵師okamaによる雑誌の表紙集。
やっぱりこの人の描く絵はきれいです。(可愛いではなく、色がきれいとう評価)
最近は画集系を買う機会が少ないのですが、やはり上手い人のを買って大きなサイズでよい印刷で見ると嬉しくなります。
■ 葉で見わける樹木(林 将之)(★★☆☆☆)
コンセプトは非常によいです。葉っぱの形や色で索引して、町やその周辺の木が何の木かを調べるための本です。良書。
おしむらくは、私が活用できていないところです。
調べる気で持ち歩かないと調べられないので。
さすがに普段からこの本を持ち歩くわけにはいきません。
もともとネットでやっていたコンテンツらしいので、モバイルの性能が上がれば、そちらで調べた方がいいかなと思いました。
■ 蒲生邸事件(宮部 みゆき)(★★★☆☆)
ミステリーやSFとして見るとちょっと肩すかしを食らう気がしますが、歴史小説(時代の雰囲気を楽しむ小説)としてよく出来ていると思います。
ロジックというよりは、情緒的な時代の空気を写し取ることの方に重きを置いていると感じましたので。
「この時代の空気はこんなんだったんだろうな」というのを強く感じます。
そういう意味では、重い本というよりは軽い部類に入る本だよなと思いました。時間軸方向の紀行文の印象ですの。