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2009年03月09日 14:25:17
2008年の読書のまとめです。
去年は合計80冊でした。一昨年よりはましですが、それでも少ないです。
毎年100冊目指しているので、今年は100冊達成したいと思います。
ここ数年の読了数です。
・2005年 99冊
・2006年 91冊
・2007年 71冊
・2008年 80冊
今年は、先に全部のリストと評価を書き、その後各月の感想を書いていくスタイルにしようと思います。
以下、本の★の評価は下記基準に従います。
★☆☆☆☆ 面白くなかった
★★☆☆☆ 普通
★★★☆☆ そこそこ面白かった
★★★★☆ 面白かった
★★★★★ 極めて面白かった
映画のところでも書きましたが、あくまで個人の評価です。
あと、普通と違って、「普通」が★二つになっています。おもしろくない本の、おもしろくない程度を知っても、あまり意味がないと思いますので。
あと、リストが見難くなったので、作者は月のリストの末に書くようにします。
● 2008年01月(4冊/計4冊)
01(★★★★☆) Twelve Y.O.
03(★★★★☆) 新版 百人一首
10(★★☆☆☆) クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
24(★★☆☆☆) 顔に降りかかる雨
*1 福井 晴敏
*2 訳注:島津 忠夫
*3 西尾 維新
*4 桐野 夏生
● 2008年02月(1冊/計5冊)
20(★★★☆☆) 王朝の歌人9 乱世に華あり 藤原定家
*1 久保田 淳
● 2008年03月(7冊/計12冊)
09(★★☆☆☆) 藤原定家 愁艶
17(★★★★☆) 大誘拐(天藤 真)
22(★★☆☆☆) 遊べる○なん○とかメーカー
23(★★☆☆☆) 壱岐・対馬の道 街道をゆく13
24(★★★★★) 鳥類学者のファンタジア
27(★★☆☆☆) 生物と無生物のあいだ
30(★★☆☆☆) ブタの動物学
*1 田中 阿里子
*2 天藤 真
*3 ジェネレーター研究会 編
*4 司馬 遼太郎
*5 奥泉 光
*6 福岡 伸一
*7 田中 智夫
● 2008年04月(0冊/計12冊)
● 2008年05月(4冊/計16冊)
13(★★☆☆☆) わかりやすい養豚場実用ハンドブック
19(★★★★☆) ミステリ百科事典
22(★★☆☆☆) 人獣細工
24(★★☆☆☆) 脅威のクローン豚が人類を救う
*1 監修 伊東 正吾
*2 間 羊太郎
*3 小林 泰三
*4 ジェニー・ブライアン、ジョン・クレア
● 2008年06月(15冊/計31冊)
03(★★☆☆☆) 異種移植とはなにか
05(★★☆☆☆) 街道をゆく14 南伊予・西土佐の道
07(★★☆☆☆) 1億稼ぐ検索キーワードの見つけ方
09(★★★★☆) 悪夢喰らい
09(★★★★★) 白夜行
14(★★★☆☆) 合い言葉は勇気
14(★★☆☆☆) 失敗しない水彩の色づくり
18(★★★☆☆) 猿丸幻視行
21(★★☆☆☆) 文章読本
25(★★☆☆☆) 今どきの拷問術 増補版
26(★★☆☆☆) 湖底のまつり
26(★★☆☆☆) 将棋入門の次に読む本
27(★★☆☆☆) 実践版 ザ・尋問術
29(★★☆☆☆) 鹿鳴館
30(★☆☆☆☆) 復讐の本
*1 著:デイヴィット・クーパー/ロバート・ランザ、訳:山内一也
*2 司馬 遼太郎
*3 滝井 秀典
*4 夢枕 獏
*5 東野 圭吾
*6 三谷 幸喜
*7 久山 一枝
*8 井沢 元彦
*9 三島 由紀夫
*10 相澤 史生
*11 泡坂 妻夫
*12 沼 春雄
*13 著:B・ラップ、訳:松井 道男、坂井 純子
*14 三島 由紀夫
*15 復讐友の会
● 2008年07月(7冊/計38冊)
01(★★☆☆☆) 四季の花木を墨彩で描く 夏・秋
01(★★☆☆☆) 四季の花木を墨彩で描く 冬・春
03(★★☆☆☆) 潮騒
11(★★★★★) 李陵・山月記
27(★★★☆☆) たったひとつの冴えたやりかた
29(★★★☆☆) 阿部一族・舞姫
30(★★☆☆☆) 三島由紀夫の美学講座
*1 小林 菊枝
*2 小林 菊枝
*3 三島 由紀夫
*4 中島 敦
*5 著:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、訳:浅倉久志
*6 森 鴎外
*7 編:谷川 渥
● 2008年08月(4冊/計42冊)
04(★★★★☆) 人間の測りまちがい 差別の科学史 上
16(★★★★☆) 人間の測りまちがい 差別の科学史 下
20(★★☆☆☆) マルドゥック・ヴェロシティ 1
24(★★★☆☆) 河童・或阿呆の一生
*1 著:スティーヴン・J・グールド、訳:鈴木 善次、森脇 靖子
*2 著:スティーヴン・J・グールド、訳:鈴木 善次、森脇 靖子
*3 冲方 丁
*4 芥川 龍之介
● 2008年09月(18冊/計60冊)
03(★★☆☆☆) 集合知プログラミング
06(★★★★☆) マルドゥック・ヴェロシティ 2
07(★★★☆☆) 【図解】とってもやさしい株入門
08(★★☆☆☆) ど素人がはじめる株の本 増補改訂版
10(★★★★★) マルドゥック・ヴェロシティ 3
11(★☆☆☆☆) 東大生が書いたやさしい株の教科書
12(★★★☆☆) 株ロボを作ろう!
13(★★☆☆☆) コンピュータトレーディング入門
13(★★☆☆☆) 自動売買ロボット作成マニュアル
14(★★☆☆☆) デイトレード大学
14(★★☆☆☆) 図解雑学 社会心理学
14(★★☆☆☆) 複雑さに挑む 社会心理学 適応エージェントとしての人間
14(★★☆☆☆) マンガでわかるフーリエ解析
15(★★★☆☆) 種の起源(上)
15(★★☆☆☆) ローマ人の物語 迷走する帝国[上]32
17(★★☆☆☆) ローマ人の物語 迷走する帝国[中]33
22(★★☆☆☆) ローマ人の物語 迷走する帝国[下]34
23(★★★☆☆) 種の起源(下)
*1 著:Toby Segaran、訳:當山 仁健、鴨澤 眞夫
*2 冲方 丁
*3 監修:藤野 英人
*4 なべ
*5 冲方 丁
*6 東京大学株式投資クラブAgents
*7 鳥海 不二夫
*8 高橋 謙吾
*9 森田 佳佑
*10 岡本 治郎
*11 井上 隆二、山下 富美代
*12 亀田 達也、村田 光二
*13 著:渋谷 道雄、作画;晴瀬 ひろき、制作:トレンド・プロ
*14 著:ダーウィン、訳:八杉 龍一
*15 塩野 七生
*16 塩野 七生
*17 塩野 七生
*18 著:ダーウィン、訳:八杉 龍一
● 2008年10月(10冊/計70冊)
04(★★★☆☆) 金色夜叉 上
10(★★★☆☆) (省略)
10(★★★☆☆) (省略)
10(★★★☆☆) 鼻
10(★★★★☆) 玩具修理者
10(★★★☆☆) 金色夜叉 下
11(★★★☆☆) 江戸川乱歩短篇集
11(★★★☆☆) シナリオライティングの黄金則
20(★★★★☆) あなたに似た人
29(★★★☆☆) チューイングボーン
*1 尾崎 紅葉
*2 省略
*3 省略
*4 曽根 圭介
*5 小林 康三
*6 尾崎 紅葉
*7 編:千葉 俊二
*8 金子 満
*9 著:ロアルド・ダール、訳:田村 隆一
*10 大山 尚利
● 2008年11月(4冊/計74冊)
03(★★☆☆☆) 空飛び猫
09(★★★☆☆) 天使の囀り
16(★★★☆☆) 陰陽師
17(★★☆☆☆) センスをみがく文章上達事典
*1 アーシュラ・K・ル・グウィン、訳:村上 春樹
*2 貴志 裕介
*3 夢枕 獏
*4 中村 明
● 2008年12月(6冊/計80冊)
07(★★☆☆☆) Google Android入門
09(★★☆☆☆) Google Android完全解説
11(★☆☆☆☆) 10月はたそがれの国
16(★★★☆☆) 白川静 漢字の世界観
27(★★☆☆☆) 新 脳の探検 上 脳・神経系の基本地図をたどる
29(★★★★☆) ゲイルズバーグの春を愛す
*1 嶋 是一
*2 アスキームック
*3 レイ・ブラッドベリ
*4 松岡 正剛
*5 著:フロイド・E・ブルーム他/監訳:中村克樹、久保田 競
*6 ジャック・フィニイ、訳:福島 正実
というわけで、まとめると、「資料本が多かったので、面白い面白くないの点数が付かない本が多かった」というところでしょうか。
以下、★四つ以上の本を掲載します。
(★★★★★)鳥類学者のファンタジア
(★★★★★)白夜行
(★★★★★)李陵・山月記
(★★★★★)マルドゥック・ヴェロシティ 3
(★★★★☆)Twelve Y.O.
(★★★★☆)新版 百人一首
(★★★★☆)大誘拐(天藤 真)
(★★★★☆)ミステリ百科事典
(★★★★☆)悪夢喰らい
(★★★★☆)人間の測りまちがい 差別の科学史 上
(★★★★☆)人間の測りまちがい 差別の科学史 下
(★★★★☆)マルドゥック・ヴェロシティ 2
(★★★★☆)ゲイルズバーグの春を愛す
割と順当なところかなと思います。以下、★五つ以上の本の寸評です。
「鳥類学者のファンタジア」は、読み終わるのが惜しいほど、文章が楽しい本でした。
「白夜行」は、文句なしのハイクオリティの本でした。作者の人生の総決算と感じる密度でした。
「李陵・山月記」は、やはり凄いです。何度も目を通してしまいました。
「マルドゥック・ヴェロシティ」は、1巻は面白くなかったのですが、どんどん加速していき、最後は目の前が真っ白になるぐらい開けていく体験ができました。
次は、いくつかテーマを持って読んだ本があるので、そのテーマのいくつかの解説です。
●藤原定家
ここ数年調べている人物です。今回は、学者による研究本などを中心に読みました。
当時の二流貴族の暮らしぶりが分かり、面白かったです。
★四つを付けている「新版 百人一首」ですが、これはよくある百人一首の解説本ではなく、「編者 藤原定家」にターゲットを当てた本です。
どういう意図で選んだか、その背景はどうなのか、どういった文献からその経緯が分かるのか、当時その歌はどう解釈されていたのかなどがまとめられています。
面白かったです。
今は、その流れで「古今和歌集」を読んでいます。
●豚
豚の生態、養豚、異種移植など、いろいろと調べていました。以前から調べようと思っていたテーマの一つでしたので。
●株
調べていたら、その後に大暴落が。
●種の起源
生物学部出身だし、一度は読んでおこうと思って読みました。最近読んだ複数の生物学者の本に、やたら「ダーウィン・リスペクト」が書いてありましたので。
この「種の起源」は、割と厚めの上下巻の本なのですが、「ダーウィンが書こうと思っていた大論文の抄訳」だと書いてありました。どんな大論文を書こうとしていたんだダーウィン。
そして、読むまで知らなかったのですが、全ての言説に、当時の論文をそれぞれ論拠に上げて根拠を示しています。また、論文がない部分は、自分で実験をしてその結果を付しています。こういうスタイルの内容だとは知りませんでした。
あと、この本は1859年の本です。つまり、まだほんの150年前です。そんな最近の人だったのかと、改めてびっくりしました。
今年は、どこかの博物館で、ダーウィン展とかありそうですね。150年なので。
各本の感想は、順次書いていこうと思います。