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[大人の社会科見学] 日本古武道演舞大会

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2009/03/23(月) 13:05:33
 だいぶ前になりますが、二月八日に、友人のLEGIOんさんと、日本古武道協会設立30周年記念の第32回日本古武道演舞大会を見学に行ってきました。

□日本武道協会設立30周年記念 第32回日本古武道演武大会
http://www.nipponbudokan.or.jp/shinkoujigyou/gyouji_06.html

 切っ掛けは、これまた友人の神無月さんの日記です。というわけで、終わった後は神無月さんたちと合流して、PRONTOでパスタを食いながら、ぐだぐだと話をしてきました。



 さて、日本古武道演舞大会とはなんぞやというと、日本の古武道の様々な流派が一同にそろい、一流派八分間で、四十流派、五時間半、ぶっ続けで演舞をするという、非常にキャッチーな大会です。

 一流派八分なので、エッセンスが凝縮されており、短いので眠くもならず、なかなか楽しめました。

 場所は武道館。武道館には初めて行きましたが、その名の通りの使い道だったので大満足。建物は全方位から演舞場を見下ろせるようになっており、演舞場を取り囲むようにして席が三階まで連なっていました。

 時間は、朝の十時半に開会式があり、十時五十分ぐらいから演舞が始まりました。

 以下、見所や反省点。



・見所1:コスプレ

 初っ端は流鏑馬の服装。そして、胴着や袴は当然として、甲冑を着た鎧武者や、振袖姿の薙刀少女など、様々な服装の人が出て来て楽しませてくれました。

 個人的には、鎧武者たちの演舞(というか組み手)が面白かったです。

 あと、振袖を着て、薙刀を振り回す武術に萌えました。



・見所2:多彩な戦闘方法

 弓道、古流剣術、槍術、杖術、柔術、合気術、薙刀、鎖鎌、琉球空手、手裏剣など、多彩な戦闘方法がこれでもかと出てきます。

 薩摩の示現流も出てきて、掛け声の異様さを体験できました。

 中でも秀逸だったのが、終盤の二つ。

 一つは「二刀流鎖鎌」です。色物にしか見えないこの武術は凄かったです。鎌の根ではなく、柄の先端に鎖が付いていました。

 そして最も秀逸だったのが、最後の炮術(ほうじゅつ)です。「えっ、武道?」と思いました。火縄銃で始まり、大筒まで持ち出して撃っていました。……屋内で。

 音が凄く、「こりゃあ、音で足が止まるし、馬も倒れるな」と思いました。

 あと、二階席の一部が空いていて、最初「来賓席か?」とLEGIOんさんと話し合っていたのですが、「空砲ですが、紙を詰めているので、流れ弾が当たるかもしれないので……」空けているとのことでした。

 私とLEGIOんさんが座っていたのは、ちょうどその「流れ弾席」の真上です。こええっ!

 というわけで、火縄銃の演舞が終わり、大筒が出てきた時、すたこらさっさと二人で逃げました。



・見所3:各流派のカラーの違い

 大きく分けて四つあるように思いました。

 一つ目は、「消えかかっている流派」。人数が少なく、高齢化していて、消えそうな雰囲気のところです。演舞も、よく言えば「質実剛健」で、悪く言えば「地味」です。

 二つ目は、「海外に打って出ている流派」。人数が多く、演舞者に欧米人が多く、演舞がパフォーマンスになっているところです。

 このタイプの流派は、それこそドライアイスとサーチライトが似合いそうな感じでした。

 三つ目は、「郷土で人気がありそうな流派」。比較的若手が多く、その土地に根付いている感じでした。

 最後の四つ目は、「名が通っている流派」。マンガなどでその名前を知っている流派は、放っておいても人がやって来るようで、「宗家」と「お弟子さんたち」といった構図が分かりやすく示されているところが多かったです。



・見所4:高齢者

 最高齢で、九十歳オーバーの演舞者が出ていました。車椅子で出てきて、床に座った状態で、斬り付けられた刀を躱し、相手を引き込んで投げていました。

 会場から、「おおっ」と声が上がっていました。



・反省点:弁当

 来慣れている人たちは、みんな弁当持参でした。相撲を見るような感覚で、みんな昼飯を食べていました。

 途中で休憩もなく、武道館内は食べ物が高いので、弁当持参が正解のようです。



・おまけの感想:武器

 現実的に言って、現代社会で武器を習って実用的なのは杖術ぐらいだろうと思いました。それ以外は持ち歩くことができませんので。

 刀とか、鎖鎌とか無理ですし。そういった物を持ち出す場合は、本気で殺りにいく時だと思いますので。



 というわけで、以下、各流派について感想を書こうと思います。

 まずは、出場流派の一覧です。

古武道40流派

・小笠原流弓馬術
・天真正伝香取神道流剣術
・鞍馬流剣術
・立身流兵法
・卜傳流剣術
・柳生新陰流兵法剣術
・小野派一刀流剣術
・示現流兵法剣術
・兵法二天一流剣術
・心形刀流剣術
・竹内流柔術 腰廻小具足
・大東流合気柔術
・大東流合気柔術 琢磨会
・気楽流柔術
・関口新心流柔術
・起倒流柔術
・本體楊心流柔術
・天神真楊流柔術
・澁川一流柔術
・無雙直傳英信流居合術
・田宮流居合術
・水鴎流居合剣法 正木流鎖鎌術(「おう」の区は區)
・初實剣理方一流 甲冑抜刀術
・円心流居合据物斬剣法
・宝蔵院流高田派槍術
・佐分利流槍術
・尾張貫流槍術
・直心影流薙刀術
・天道流薙刀術
・楊心流薙刀術
・琉球王家秘伝本部御殿手
・琉球古武術
・糸洲流空手
・神道夢想流杖術
・無比無敵流杖術
・竹生島流棒術
・根岸流手裏剣術
・二刀神影流鎖鎌術
・柳生心眼流甲冑兵法
・關流炮術

 以下、感想があるものは書いていこうと思います。



・小笠原流弓馬術

 弓でした。さすがに馬に乗って出て来はしませんでしたが、流鏑馬をする人の服装をしていました。



・剣術系諸派

 抜き身のところもあれば、木刀のところもありました。

 あと、古い流派だと、“礼”が“四股”のようになっていて、そういった礼式の変遷が気になりました。



・示現流兵法剣術

 木刀ではなく、「小枝を払った真っ直ぐな枝」を使い、奇声とともに全身全霊でぶったたき続けるといった感じでした。

 個人の才能で攻防をするのではなく、修練と気合で、敵を恐れずに最短距離で突っ込む練習をするといった感じでした。

 才能に頼らない分、“兵器”として実践的な印象でした。

 それよりも、この兵法が集団で迫ってくると、それだけで“異様な物に襲われた”と感じ、足が止まりそうだと思いました。



・心形刀流剣術

 前述の老人の演舞は確かここでした。



・柔術、合気術諸派

 派手でよかったです。剣術と違い、組み手形式の絡みがあるので、見ていて飽きません。

 あと、このタイプの諸派は、「総合武術」のところが多かったです。無手でも戦うし、武器を持っても戦うといった感じです。

 一つ謎だったのが、どの流派だったのか忘れましたが(澁川一流柔術らしい)、その舞台設定です。

 実践的な流派では、いろいろな状況を想定した型があるのですが、その状況の中に、「どんな状況なんだ?」というものがありました。

 例えば以下のような感じ。

・正面で額を突き合わせて胡坐を掻いて座っていて、いきなり組み手。

・横に並んで歩いていて、いきなり組み手。

・横に並んで胡坐を掻いて座っていて、いきなり組み手。

 謎でした。



・居合いなど

 マンガなどでの印象では、電光石火のイメージがあるのですが、実際にはそんなに速くは感じませんでした。どちらかと言うと、ゆっくりと見えました。

 ただ、遠方から見るのと、真正面で近くから見るのとでは大きく違うと思います。また、“型”だからというのもあるんだろうなと思いました。

 これは後で聞いた話だと、太極拳なんかと同じで、ゆっくりできれば速くもできるということらしいです。

 それと、剣術と抜刀と居合は違うものだそうです。これはその内勉強しないといけないです。



・水鴎流居合剣法 正木流鎖鎌術(「おう」の区は區)

 鎖鎌は、かなり強い武器なんだと分かりました。

 遠方の敵は鎖分銅で武器を奪い、骨を砕き、頭蓋骨を叩き割り、間合いに踏み込めば鎌で武器を絡め取ったり、ずたぼろに切り裂いたりする。

 なにより鎖がけっこう強いと思いました。



・初實剣理方一流 甲冑抜刀術

 甲冑です。ここらへんから甲冑が増えてきます。

 甲冑系の武術の中には、大名行列のような(大将から足軽まで勢揃いの)ところもありました。



・円心流居合据物斬剣法

 三宝の上に置いた巻き藁を、上から刀を振り下ろして、三宝を斬らずに斬る技をやっていました。

 サクッと軽くやっていましたが、かなり難しいのではないかと思いました。斜めに切るより大変ですし、上手く止めないといけないですから。



・宝蔵院流高田派槍術

 胤栄、胤瞬の槍術です。

 十字槍ということで、突く以外にも、斬ったり薙いだりできるようになっていました。槍というよりは、軽量のポールウェポンという感じでした。



・佐分利流槍術

 槍の刃が長かったです。槍というよりは、剣に長柄が付いている感じでした。

「槍は切るもの、刀は突くもの」が真髄で、突くより斬るのが目的だそうです。



・楊心流薙刀術

 柳川藩の御殿女中の武術。振袖で、薙刀をぶんぶん振り回します。かなり本気で打ち合っており、実戦でも強そうでした。

 これは、現代でも「習いたい」という女の子が多そうだなと感じました。可愛く、艶やかで、格好いいですので。

 あと、薙刀で打ち合った後、薙刀を相手に投げ付けて、敵が怯んだ隙に、相手の小太刀を抜いて突くという捨て身の技もありました。

 他の流派にも、時々このタイプの技がありました。



・琉球王家秘伝本部御殿手(もとぶうどんでい)

“うどんでい”です。マンガに時々出てきます。

 王家の武術らしく、「一対多」が基本ということでした。さすが王家。

 琉球なので、日本とはだいぶ服装が違っていました。アラブの海賊っぽい感じの服装でした。

 徒手あり、武器ありで、総合武術という感じでした。



・無比無敵流杖術

 名前が戦国時代っぽいなと思いました。

 内容は、地方武術という感じでした。



・根岸流手裏剣術

 今回の演舞で分かったのは、棒手裏剣は刺さりにくいということです。

 最初に五本ほど投げて、間合いを計り、その後命中させていました。

 手裏剣が当たる時に、きれいに刃先を対象に向けるのは熟練が必要なようです。

 実際にかなり難しいらしく、古流兵法では、たいてい手裏剣術が廃れてしまい、今はほとんど残っていないということでした。



・二刀神影流鎖鎌術

 前述の二刀流鎖鎌です。色物にしか見えませんでした。すみません。

 購入したプログラムの写真も、かなり怪しい感じでした。二本の鎌を、頭上に構えている姿は、かなり異様ですので。



・關流炮術

 前述の砲術です。

 鳴り物で、びびりました。これも古武道なんだと思いました。まあ、兵法には間違いないんでしょうが。



 というわけで、大量の流派を一気に見られたので、なかなか楽しかったです。
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