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2009年04月02日 18:51:57
 2008年の読書のまとめ十二月分です。

 星による評価の基準については前述の通りです。

● 2008年12月(6冊/計80冊)



■ 07 Google Android入門 携帯電話開発の新技術(嶋 是一)

(★★☆☆☆)

 開発初期に、色々と参考になりました。でも今は、この本に書いてあることよりも詳しくなっています。技術書は、そういったものだと思います。

 Android関係の資料は英語ばっかりなので、ここ数ヶ月は英語の資料を読む時間が長いです。英語の資料を読むのは疲れます。

 あと、Android向けのデータは全部英語なので、英語でヘルプなどを書かないといけないので面倒です。各国語対応がしんどそうなので、なるべく文章なしで分かるようにしたいところです。



■ 09 Google Android完全解説(アスキー書籍編集部)

(★★☆☆☆)

 これも開発初期に読みました。参考になりました。

 ただ、こちらの本は、技術書としては致命的な欠陥があります。巻末の索引がない……。

「ムックだから」というのもあるのでしょうが、これは編集がきちんと仕事をして欲しいなと思いました。



■ 11 10月はたそがれの国(レイ・ブラッドベリ)

(★☆☆☆☆)

 すみません、合わなかったです。なので、読むのが結構辛かったです。



■ 16 白川静 漢字の世界観(松岡 正剛)

(★★★☆☆)

 こちらは、マイミクの方の日記で発見して購入。興味があったところなので。

 後で、白川静の「漢字」も購入して読みました。

 二冊を読んだ感想ですが、古代世界の“世界観”が伝わってくる感じで面白かったです。その内、この世界観をゲームで活用したいところです。

 読む順番に関してですが、「白川静 漢字の世界観」→「漢字」の方がよいです。その方が圧倒的に理解しやすいですので。



 あと、話は逸れますが、松岡正剛氏の文章にちょっと驚きました。この本の文章は会話口調に近かったので。

 この人の「千夜千冊」(千以上の膨大な書評が掲載されている書評サイト)は、時々自分が読了した本について読んだりしています。

「千夜千冊」は、断片的にしか読んでいませんが、読書が積層して立体的になっている様子がよく伝わってきて面白いです。

 これぐらい書ければ、「本について書ける」と誰に言っても過言ではないと思います。まあ、そのレベルの人なので当然なのですが。

「千夜千冊」は、全部読みたいところですが、微妙にネタバレになるので読めないのが難点です。

 本書の文章は、そのサイトの文章の印象よりも、だいぶ柔らかい感じに思えました。



■ 27 新・脳の探検(上)(フロイド・E・ブルーム)

(★★☆☆☆)

 ブルーバックスの脳についての本。翻訳物です。

 勉強にはなりましたが、元が教科書的な本なので、非常に眠くなりました。一ページの半分ぐらい専門用語が並ぶと、さすがにきついなと思いました。

 でも、図版は非常にきれいです。



■ 29 ゲイルズバーグの春を愛す(ジャック・フィニイ)

★★★★☆

 ノスタルジーを感じさせる短編集。整合性なんかよりも、空気感や雰囲気を楽しむ本です。心がほんわりと温かくなるような話が多かったです。

 SFというよりもファンタジーです。古くて良質な少女マンガや、短編マンガを読む時のような気持ちよさがありました。
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