三月の中旬に、横浜市資源循環局の都筑工場に行ってきました。いわゆる「ゴミ焼却場」です。
いつもの大人の社会科見学で、太郎さんとの訪問です。
創活ノート 第16話「ゴミ焼却工場」 でも、その時のことを書きました。
去年、横浜市がゴミ袋の中身の写真を撮影していることを知り、それ以来、横浜市のゴミ行政について調べていたのですが、その一環として見学して来ました。
横浜の予算や会計報告、各工場の資料などを事前に調べていたのですが、実際に行って話を聞いてみると、細かなところで誤認やら、広報側と現場側の認識の違いやらがありました。
見学自体は、以下の順序で進みました。
・開始時間まで、展示室を見学
・ビデオによる、横浜市のゴミ行政と、工場施設の説明
・口頭による施設の説明
・焼却場内の展示物を見ながらの移動
・ゴミピット(巨大穴)を、クレーン操作を行う部屋から観察
(以下、記事省略 著作権者:柳井政和)※ この記事の内容は、他の見学先と合わせて、以下の本にまとめています。
※ 低価格ですので購入をご検討ください。また、Kindle Unlimited 利用の方は、無料で読めます。
いってみた! 大人の社会科見学 3
● 横浜市のゴミ行政
見学が終わったあとに、最後ということで、案内してくれた初老の係員に質問をしました。
横浜では、去年の夏に市長が変わったけど、ゴミ行政はどう変わったかと。
この答えが、非常に印象に残るものでした。
「中田市長は、人の話を全く聞かない人だった。職員がプロの意見として提案や意見をしても、頑なにその言葉を入れようとせず、自分の凝り固まった考えに固執しようとし続けた。
中田(敬称なしママ)は、ゴミを燃やすことは全て悪だと考えており、ゴミを一切燃やさないようにしようとしていた。
新しい市長は、職員の話をきちんと聞いてくれる」
前の市長の中田氏と現場では、かなりの確執があったようでした。途中から敬称がなくなり、呼び捨てになるあたりに、根の深さを感じました。
ゴミを削減するということを推進していた中田氏なので、現場との意思疎通も当然していると思っていたのですが、そういうわけではなかったようです。
かなり偏執狂的にゴミ削減を進めるなと思っていましたが、現場からも偏執狂的で独善的だと見られていたのかもしれません。
そういった意味でも、現場の話というのは、聞いてみないと分からないなと思いました。