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2011年03月10日 22:35:57
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
 映画「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」のDVDを、十二月下旬に見ました。

 2007年の映画で、監督はティム・バートン。脚本はジョン・ローガン。原作は、スティーヴン・ソンドハイム、ヒュー・ウィーラー。主演はジョニー・デップ、客演はヘレナ・ボナム=カーターです。

 個人的な感想を書くと、ちょっと微妙かもという感じでした。



● スウィーニー・トッドという物語

 私は知らなかったのですが、Wikipediaで「スウィーニー・トッド」を調べると、その出自がかなり興味深い物語のようです。

□Wikipedia - スウィーニー・トッド
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82...

 要約すると、噂話や実話、そして小説などが複雑に混ざり合って流布された伝説上の話のようです。

 発生は19世紀中頃で、イギリスの様々な怪奇小説に登場。ただ、その元ネタになりそうな噂や、参考にされたっぽい実話はあったっぽいけど、詳細は不明という感じのようです。

 この物語は、ミュージカルや映画(1997年)にもなっているようです。なので、2007年版の映画は、知っている人には「おっ、あの話の再映画化か」という感じだったのではないかなと思いました。



● 感情を出さない主人公

 この映画の主人公は、悪魔の理髪師スウィーニー・トッドです。彼は怒りは表に出しますが、笑いや喜びを表に出すことはほとんどありません。

 感情は、触れ幅があって初めて豊かに感じます。そのため、この主人公はあまり感情がない人に見えてしまいます。

 また、そういった主人公に対して、感情面のバラエティを担うのが、相方のパイ屋の女主人ラベットになります。

 ただ、彼女もそれほど感情が豊かには見えません。理由は映画全体の雰囲気にあると思います。

 映画が全体的におどろおどろしい雰囲気と色味で統一されているために、喜びの方面の感情があまり華やかには映らないからです。

 そういったことがあり、感情面で、なんだか強張った印象を持つ映画だなと思いました。



● 舞台の狭さ

 基本的には、理髪店とパイ屋で話が進んでいきます。途中で判事の家も出てきますが、基本はこの二箇所の物語です。

 こういった移動範囲が限定された話は、演劇やミュージカル向きだと思います。映画だと、ちょっと間延びした印象になってしまうので。

 そういった意味でも、この映画は少し物足りない印象を持ちました。



● 俳優

 映画中、敵役のターピン判事をどこかで見たことがある、と気になっていました。

 後で調べるとハリー・ポッターのスネイプ先生でした。どこかで見たと思っていたのは、このせいかなあと思いました。

 もしくは、「いつか晴れた日に」(1995年)にも出ているので、その記憶が残っていたのかもしれません。あるいは、「パフューム」(2007年)のせいかもしれません。

 ともあれ、何となく「見た覚えのある」と思わせる顔でした。



● ラスト

 ラストの展開は、伏線通りでした。なので、予想通りに展開しました。

 ある意味、安心の展開で、ある意味、それほど意外性のない展開とも言えました。

 どちらにしろ、殺伐としていて救いようのない話だなと思いました。



● 粗筋

 以下、粗筋です(大きなネタバレはなし。だいたいの流れを書いています)。

 主人公は理髪師。彼の妻は美しかった。その妻は判事に目を付けられてしまう。そして主人公は無実の罪に陥れられ、追放されてしまう。

 しかし主人公は死ななかった。彼は船に乗り、ロンドンに戻ってきた。

 主人公は昔住んでいた場所、パイ屋の二階で理髪店を再開する。彼は名前を変えて、スウィーニー・トッドと名乗る。パイ屋の女主人は、主人公のことを好いており、彼の愛を獲得しようと便宜を計る。

 主人公は、パイ屋の二階で、復讐の準備を始める。彼は次々と人を殺す。そしてその死体を、パイ屋の女主人が人肉パイにして処理する生活が始まる。その過程で、二人の秘密を知らない子供が、女主人の許で世話になり始める。

 判事の許では、主人公の赤子だった娘が育てられていた。彼女は美しく成長していた。また、主人公が船で一緒だった若い水夫が、主人公の娘に恋をする。

 復讐のため、そして娘を取り戻すために、主人公は若い水夫の恋心を利用する。主人公は、判事を理髪店に招き殺そうとする。しかし、復讐はなかなか成功しない。

 そのうちに、判事は娘に結婚を迫る。その誘いを断った彼女を、精神病者の施設に放り込む。主人公は若い水夫に策を授け、救出に向かわせる。また、そのことを利用して、判事を自分の店に招く。

 だが、行き違いから、様々な不幸が立て続けに起こることになる。
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