テレビ映画「不思議の国のアリス」(「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」)のDVDを三月上旬に見ました。
1985年の作品で、監督はハリー・ハリス。脚本はポール・ジンデル。原作はルイス・キャロル。主人公はナタリー・グレゴリーです。
原作の忠実な映像化といった作品で、粗筋をたどるのに役立ちました。
● ミュージカルドラマ
本作は、ジャンルで言うとミュージカルに入ると思います。
いろいろな人がライオンとかウサギの扮装をして、二足歩行の人間のまま様々な役を演じます。
たぶん、それらの俳優は有名人なのだと思います。彼らは、クラシックな曲だけでなく、ラップ調の曲などをやっていたので、その道の人たちなのだと思います。ただ、私には、誰が誰なのか分かりませんでした。
また、テレビドラマだったらしく、少しばかりチープでした。場面によっては、背景と天井の間が見えたりもしていました。
● 主人公の女の子
アリスと言えば可愛い女の子が定番です。しかし、本作の主人公は、あまり可愛くありませんでした。
たぶん、演技と歌ができる子を探したら、こういった子になったのだろうと思います。
アリス物というと、美的素晴らしさを期待するものですが、その面では少しがっかりだと思いました。
● 見た切っ掛け
ティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」(2010)を見て、「そういえば原作はどんなんだったっけ?」と思ったので見ました。
そういう意味では、目的は達せられましたが、それほど面白い作品ではなかったというのが、正直な感想でした。
● 粗筋
以下、粗筋です。
主人公はアリス。彼女は不思議の国に迷い込む。
不思議の国から帰ってきたアリスは、今度は鏡の国に迷い込む。