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2014年04月04日 23:40:48
2005年4月に買った椅子「コンテッサ」をやめて、増税前のタイミングで「アーロンチェア」に買い換えました。
どちらも定価16万円ぐらい、実売13万円ぐらいの椅子です。10年使った場合は、1年当たり1.3万円なので、1月当たり1000円強。決して安くない値段です。
というわけで、比較も兼ねた感想です。
● アームレストが邪魔で、机の下に椅子を入れられない
「コンテッサ」は、デザインは非常によいのですが、PCで作業をする上でいくつか不満がありました。その最大のものは、アームレストの作りです。
アームレストが邪魔で、机の下に椅子を入れられないのが、かなり辛かったです。アームレスト自体は、あると便利なものですが、キーボードの入力作業時は邪魔です。
「アーロンチェア」は、太腿の高さ以下まで、アームレストを下げられます。そのため、机の下に、すっぽりと椅子を入れられます。PC作業をする上で、この作りは非常にうれしいです。
● アームレストの調整構造
「コンテッサ」は、アームレストの形が以下の図のようになっています。太線の部分でアームレストを調整します。なので、アームレストを高くして、机の上にアームレストを持って来るという技が使えません。つっかえます。
│
│┰─ ←アームレスト
│┃
└┸─ ←座面
「アーロンチェア」は、調整部分が背面にあるので、この問題がないです。これはかなり大きな違いです。
│
┠── ←アームレスト
┃
└── ←座面
● アームレストの横位置
「コンテッサ」は、横幅が広いので、アームレストの位置が横に遠すぎます。けっこうきついです。
│体体体体体│
│体体体体体│←アームレスト
│腕腕頭腕腕│
┴─────┴(上から見た図)
↑背面
「アーロンチェア」は割とよい感じです。適切な位置に、アームレストがあります。
│体体体│
│体体体│←アームレスト
│腕頭腕│
┴───┴(上から見た図)
↑背面
● 太腿の裏
「コンテッサ」で最近辛かったのは、太腿の裏にかなりの負荷がかかっていたことです。これは、10年ぐらい使って、座面がへたっていたので、沈み込んでいたせいかもしれません。
「アーロンチェア」は、5度だけですが、前傾姿勢ができます。そのため、太腿の裏の負荷は、減らせるのではないかと期待しています。
数日使ってみましたが、まあ、そこまで大きく違わないかなあと。座っている時間が、毎日12時間越えれば、負荷は掛かるよなあと。
● ヘッドレスト
「コンテッサ」には、しょぼいですがヘッドレストがあります。「アーロンチェア」にはないです。
なので、頭を預けながらの原稿読みとか、本読みには、「コンテッサ」の方がよいかもしれません。でもまあ、そういった用途なら、素直にソファの方がよさそうですが(うちにはソファはないですが)。
● サイズやごっつさ
「コンテッサ」は、まるで欧米人に合わせたかのように、サイズが大きく、ごっついです。
デザインはよいのですが、日本の都心の狭い家では取り回しが悪いです。
「アーロンチェア」は小ぶりです。見た目は、ちょっとしょぼく感じます。
● リクライニング
どちらもリクライニング機能はあり、背中のばねの強さを調整できます。「アーロンチェア」の方が調整段階が細かく、よさそうな気がします。というかアナログ式なので、無段階で調整ができます。
ただ、「アーロンチェア」は調子のハンドルを何度も回さないと軽くしたり、重くしたりできないです。なので、簡単に切り替えることができません。そういった用途では、「コンテッサ」の方が便利です。
また、「コンテッサ」は、リクライニングを倒した状態で固定できます。「アーロンチェア」はできません。この部分は「コンテッサ」の方がよいです。
● あぐらをかく
「コンテッサ」は大きいので、椅子の上であぐらがかけます。座面を前にスライドできるので、広くしてゆったりとあぐらもかけます。「アーロンチェア」は狭くてできません。
たまにあぐらをかきたい場合は、「アーロンチェア」ではできないので、諦めざるを得ません。
● デザイン
これだけは確実に「コンテッサ」の方が上です。
● 買い替えを後押ししたこと
9年「コンテッサ」を使い、飽きたこと。さすがに年数が経つと、座面がへたっていたこと、アームレストの仕様が、けっこうストレスになっていたこと、太腿の裏の負荷が地味に効いていたこと、増税前に買い替えたかったことが理由です。
あと、最近よくネジが脱落していたことも大きいです。座っていると、「ゴトリ」と音がして、ネジが落ちるのですね。
そのたびに組み立て直していたのですが、いつか怪我をしそうだと思いましたので。
というわけで、9年「コンテッサ」を使ってきましたが、IT業界で大人気の「アーロンチェア」に鞍替えしました。
今のところ、よい塩梅です。