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2014年10月23日 13:33:41
「ATOK Passport」、一長一短あったが購入してみた。というわけで、個人的な感想。
日本語入力システム ATOK Passport|Just MyShop
https://www.justmyshop.com/products/atok_passport/
ちなみに、「ATOK Passport」は、1ライセンスで、Win、Mac、Androidで10台まで使えるATOKの月額課金版。1ヶ月当たり286円税抜きの奴。
● 「ATOK Passport」の良かったところ
◆ 1
1ヶ月試してみて一番便利だったのは、「母音抜け」などの誤入力を、自動で推測して変換してくれる機能だった。
◆ 2
最初に何度か失敗するのは仕方がないとして、学習する部分はMSIMEより、かなり賢い。これは、試用期間1ヶ月ぐらい、いるなあと。実感でき始めたのは、2週間ぐらい経った頃だった。
◆ 3
時期はうろ覚えだけど、1年か2年か前に、ATOKの試用版を試したときは、ストレスばかり多くて、アンインストールした。今回ストレスがなかったのは、MS-IMEスタイル版という奴の、互換性が高かったからかもしれない。
◆ 4
1ライセンスで使用できるマシンが10台まで。ユーザーサポートに、「PCが壊れまくって、購入が10台を超えたら?」と質問を送った。同時起動が10台なので大丈夫と返信。ずいぶんユーザーに親切と思い、安心した。
● 「ATOK Passport」の悪かったところ
◆ 1
日本語を入力すると、英語に翻訳した候補が並ぶ機能。邪魔なのでオフにした。IMEの候補は、多ければよいのではなく、適量であるべきなのだと分かった。
◆ 2
人名候補が多すぎること。IMEの候補は、多ければよいのではない。個人的には、ネストしてくれるとありがたい。
◆ 3
短い入力だと、変換候補の一番目が、平仮名や片仮名になることが多い。漢字がすぐに出てこない。
◆ 4
短く入力する癖が付いていることもあり、助詞から始まる入力をすると、ぐだぐだになる。MS-IMEは、助詞から入力しても、割と正しく変換されていた。
◆ 5
これはATOKに限らないのだけど、「長い文字列を入力→変換→BackSpace」とすると、「変換している最初の文節の右端が消える」ので混乱する。
「きょうは|あめ」だと「きょう|あめ」になる。「変換前の状態の文字列の、一番右端を消して欲しい」。「きょうは|あ」という感じ。
◆ 6
文法的警告が出るのだけど、読み終わる前に、手が次の入力をしているので、一瞬だけ表示されて消える。何が表示されたか全く分からず、ストレスだけたまる。
◆ 7
顔文字辞書は、MS-IMEの方ができがよかった。センスがない感じ。ATOKの顔文字辞書は使用しないようにして、自前で用意して取り込んだ。
◆ 8
英数字を入力したあと、全角半角を変換するのが、MS-IMEよりも面倒。ファンクションキーは遠いので、スペースキーをベースにして、手元でもっと簡単に操作したい。
◆ 9
ユーザー辞書に「−、。」などの文字を先頭にしたものを入れられない。「ー」は、横線などのショートカットにしているので、地味に不便。仕方がないので「^」を使った。
◆ 10
ATOKメニューを出すのが面倒。IMEのメニューに「ATOKメニュー」という項目があり、そこをクリックして初めて「ATOKメニュー」が表示される。
● 「ATOK Passport」で思ったところ
◆ 1
辞書が同期される。まあ、最新のWindowsでは同期されるので、これはあると便利ぐらい。
◆ 2
ボタンを押すと、変換候補が大きく表示される機能がある。これは「大」と「小」しかサイズがなく、大きくしても次にまた小さくなる。どうせなら、フォントと行間を選ばせて欲しい。行間が狭くて、見にくいことがある。
「ATOK Passport」、とりあえず購入したので、しばらくは様子見。