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[大人の社会科見学] 「新日鐵住金」君津製鉄所

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2018/07/18(水) 15:04:00
 2018年7月17日に、いつもの太郎さんと一緒に、新日鐵住金の君津製鐵所に行ってきました。

 普通なら「新日鉄住金の君津製鉄所」と書きそうなものですが、古い字の「鐵」の方が正式な名称のようです。

 これは、鉄が「金を失う」なので、それを嫌って旧字を使っているそうです。見学の時に案内してくれたお姉さんが、そう話していました。

 鉄を扱う会社では、「金に矢」としている所もあるようです。金は失いたくないですね。

工場見学のご案内 | 君津製鉄所 | 製鉄所 | 新日鉄住金



 新日鐵住金の君津製鐵所ですが、千葉の君津にあります。そして、私が住んでいる場所は横浜です。今回は、埼玉に住んでいる太郎さんが車を出してくれて、東京湾アクアラインを使って千葉まで行きました。

 横浜から君津への移動ですが、幸いなことに道路が空いていたので、早めの時間に着きました。

 敷地は呆れるほど巨大な場所でした。あとで聞いた話では、東京ドーム220個分で、所内に走っている鉄道の延長は山手線2周近くということでした。

 敷地面積の正確な数字を書くと、1228万平方メートル。これは12.28平方キロメートルです。

 東京都渋谷区は15.11平方キロメートル、東京都中央区は10.21平方キロメートルです。その面積が埋め立て地になっていて、1つの会社の製鉄所になっているわけです。

 どれだけ巨大なのかがよく分かります。車で端から端まで行くのに15分と言っていたので、その大きさがよく分かります。

 余談として、私の地元の北九州にある八幡製鉄所は1595万平方メートル(15.95平方キロメートル)になります。君津製鉄所より、ちょっと広いです。



(展示スペースの航空写真より引用)



 さて、製鉄所に着いて、本館に入り、先方に着いたことを伝えました。そうしたら、本日の午前中の回の見学者は、私と太郎さんの2名のみということでした。

「年間で3万人が見学に来る」ということでしたので、珍しく人が少ない日に当たったようです。

 ちなみに普段は、小学校の社会科見学が多いそうです。5~6年生で、車の製造について習う前後で来るのが定番ということでした。

 また、夏休みに入ると親子連れが増えます。その際、1番興奮しているのは、お父さんということでした。

 製鉄所で働いている人は、関連会社なども含めて1万8000人だそうです(工場は3交代制)。その多くは、工場内やその周辺に住んでいるそうです。地元採用も多く、案内してくれた広報のお姉さんも、地元採用ということでした。

 人数といい、小学校の社会科見学といい、地元密着なのだろうなと感じました。






 さて、予定より30分ほど早く着いたのですが、他に見学者がいないという理由で、15分繰り上げてスタートしてくれました。

 とはいえ5~10分ぐらいは待ち時間があり、その間に本館にある「展示スペース」(鉄に関するミニ博物館的な展示)を見て時間を潰しました。本館は新しくてきれいでした。

 待ち時間の途中でトイレに行って感心したのは、男性用トイレに「おむつ交換台」があったことです。親子連れの見学が多いことと、関係しているのだと思います。

 見学のスケジュールは、他の社会科見学と大体同じです。最初に簡単な説明を受け、ビデオを見て、実際の見学です。

 特徴的だったのは、各種資料とともに、ヘルメットと軍手と無線のイヤホンが置いてあったことです。

 見学の案内には、「長袖長ズボン着用、草履禁止」と書いてあったので、靴に長ズボンの格好で、長袖を鞄に入れて行きました。

「長袖は着なくてもいいですよ」とのことだったので、半袖姿で見学。しかし、ヘルメットと軍手は着用しました。

 無線のイヤホンは、製鉄所の音が大きいので、案内が聞こえないためです。実際に、厚板工場(あついたこうじょう)に行った際は、音が大きくてイヤホンなしで会話を聞くのは難しかったです。

 見学コースは日によって微妙に違い、私たちの時は、「プラスチックリサイクル工場」「第四高炉」「厚板工場」という順番に、車で移動しながら見学しました。

 第四高炉以外は撮影禁止でしたので、写真少なめの見学です。

 説明、ビデオ、見学を含めて、全部で2時間のコースでした。










 製鉄所の立地は、海沿いの埋め立て地です。鉄鉱石の搬入や、製品の搬出などで船を使うので、自然と海沿いになるそうです。

 その埋め立て地を車で移動します。普通の街みたいに、車道があり、標識があり、信号もあります。

 周囲は様々な工場とともに、パイプラインや鉄道が走っています。線路の幅は、新幹線と同じ広軌(こうき)だそうです。大量に物を運ぶからなのかなと思います。客車ではない無骨な列車が、無数に走っていました。

 途中で見た列車の運転手は、リモコンで列車を動かしていました。

 そうした景色の合間を縫いながら、最初にたどり着いたのは、プラスチックリサイクル工場でした。ここでは、プラスチックを石炭とともに高温にして、再生可能な油を得ます。

 また、石炭を熱して揮発物を取り除くことで、コークスも得ます。

 リサイクルのためのプラスチックには、不要物が混ざっています。磁石で金属を除去し、磁気をかけてアルミを取り除き、ふるいでより分け、プラスチックのみを取り出します。

 人間の手でのより分けは、最近は分別がきちんとできているので、ほとんどないとのことでした。

 こうしてプラスチックから不要物を除去して、切手大に破砕して、造粒物(2~3cmのウインナーソーセージ状の塊)を作ります。

「においがけっこうしますよ」とのことでしたが、造粒物はあまり、におわわなかったです。

 この工場では、「製鉄所内は、スチール缶しかないんですよ」と説明されました。アルミ缶はないそうです。そして、スチール缶は回収されて再利用されるそうです。

 面白かったのは「鉄魂」というドリンクが売られていたことです。

 当然購入して飲んでみました。鉄分配合で、マカとガラナが入っていました。強壮ドリンクという感じした。

 オリジナルと言っていましたが、チェリオから販売されていて、通販でも購入可能です。

鉄魂 | CHEERIO





 次は、第四高炉です。これがメインの見学対象です。高さ125メートルある、銑鉄(せんてつ)を作る炉です。




 この高炉ですが、やたらでかいです。すごいのは、その下に鉄道の駅のような入り口がたくさんあり、生成物を列車に乗せて、次の工場に運ぶ仕組みになっていることです。

 列車は2種類あります。まずは「トーピードカー」。これは、1500度でドロドロに溶けた銑鉄を積み込んで、転炉へと運びます。

 トーピードカーのトーピード(torpedo)は魚雷という意味です。ラグビーボールにも似た形で、鉄製の枠組みで、中に耐火レンガが入っており、上部から鉄を注ぎ込みます。そして、熱い状態のまま運び、回転させて入り口を横にして、液体状の鉄を次の場所に搬出するそうです。

 鉄を満載したトーピードカーは600トンぐらいになると言っていたので、すごい重量です。




 次は「スラグカー」。こちらは、不純物を運びます。



 そうした列車が、『銀河鉄道999』の駅のような場所から、どんどん出てきます。遠目に、トーピードカーに注ぎこまれる赤い鉄も見えます。

 そして、本体の第四高炉。その巨大さは、笑いが込み上げるほど、凄かったです。

 写真に撮るとスケール感が薄れるのですが、現場に行くと空気の影響もあって、やたら壮大でラスボス感溢れる場所でした。

 巨大構造物・煙突・パイプ・煙・鉄道・金属・錆ということで、男子垂涎の景色です。

 1番最初に頭に浮かんだのは、『ファイナルファンタジー』の魔晄炉でした。

 また、この外観見学の場所では、鉄鉱石やコークスなどを実際に触れるようになっていました。鉄は重かったですが、コークスは軽石みたいで軽かったです。



 最後に見たのは、厚板工場です。分厚い板を、注文に応じて圧延して納品できるようにする工場です。

 ローラーの上を、20トン、1200度の厚板が流れてきて、そこに水を吹きつけながら圧延機で引き延ばします。最初の状態では、厚さ30cm、10×10メートルぐらいの巨大な赤い塊です。

 厚板工場の全長は1.6キロメートル。延々とローラーと圧延機が続いています。一度の圧延で指定の厚みにはできないので、何度もローラーによる移動と圧延が繰り返されます。

 この工場の機械はコンピューター制御です。ローラーで移動するだけでなく、逆回転で90度向きを変え、プレス機で幅を整えるといった、繊細な動きもします。

 このローラーは近くに整備工場があり、毎日取り替えているそうです。そして1ヶ月に一度ぐらい、工場を止めてオーバーホールをするそうです。

 君津の工場では1日1回のローラー交換ですが、場所によっては1日3回の場所もあると説明を受けました。

 見学は、この圧延工程を、キャットウォークを歩いて見下ろします。熱せられた巨大な鉄の塊が来るたびに、周囲の温度が一気に上がります。

「外に比べて10~20度ぐらい上がりますから」という話でしたが、納得の高温です。

 そして、下を見ると、ローラーのけっこう近くに人がいて、うろうろしています。

 そのことを話題にすると、「実は、下はそんなに熱くないんですよ」と解説がありました。熱は上に逃げるので、下は外気とさほど変わらないということでした。

 製鉄所では水も大量に使うそうで、1日あたり230万トン使うと話していました。

 また製鉄所は、ともかく火を大量に使う場所です。その廃熱を使って発電も行っています。この電気は工場内で使われるだけでなく、東京電力と提携して、千葉の南側半分程度の電力に使われているとのことでした。



 今回の圧巻は、第四高炉でした。あのラスボス感溢れる外観は、一度見て損はないと思いました。

 また、「8月の第一土曜日は、予約なしで見学できますよ!」と、広報のお姉さんが言っていましたので、ここに書いておきます。
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