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2007年09月08日 18:02:56
ブルース・ブラザース
 映画「ブルース・ブラザース」のDVDを七月下旬に見ました。

 1980年の作品で、監督はジョン・ランディスです。

「狼男アメリカン」や、「星の王子ニューヨークへ行く」の監督です。脚本は、俳優のダン・エイクロイドと監督のジョン・ランディス。

 いろいろな大物アーティストが出て来る音楽系映画です。

 私の知っているところでは、ジェームズ・ブラウンや、レイ・チャールズや、アレサ・フランクリンが大きく出ていました。

 歌はよかったのですが、他の部分がもっさりしていてちょっと退屈でした。

 アクションは大掛かりなカーチェイスで派手なのですが、テンポがゆっくり過ぎでした。

 コメディー部分はもっと速いテンポじゃないとなと思いました。

「二十七年前の映画だから」と言えばそれまでなのですが、やっぱりもっさりしているよなと思いました。



 この映画は、主演はジョン・ベルーシとダン・エイクロイドです。

 ダン・エイクロイドは、最近見た映画では「ドライビング・MISS・デイジー」の息子役で出ていました。

 一般的には「ゴーストバスターズ」で覚えている人の方が多いと思います。

 今回の映画では、終始サングラスを掛けていました。

 そのため、映画が終わった後にメイキングを見るまで、ダン・エイクロイドだと気が付きませんでした。



 さて、映画ですが、「もっさりしている」ということを書きましたが、脚本も散漫です。

 いろいろとアイデアを詰め込んでいるのですが、それが絞り込めていません。

 どうしてかなと思ったら、メイキングを見て分かりました。

「いろいろとアイデアが湧いてきて、脚本の書き方が分からなかったから、どんどん書いたら凄い厚さになったんだ。それを、プロの脚本家が上手い具合に映画に収まるように直してくれたんだ」

 といったようなことをダン・エイクロイドが言っていました。

 ああ、それならああなるのも分かるなと思いました。



 全体的にもっさりしているアクションシーンなのですが、一つだけ凄いなあと思ったところがありました。

 それは序盤のカーチェイスで、警察に追い掛けられた主人公たちがショッピングモールに逃げ込むシーンです。

 ショッピングモールのショーウィンドウや店内に車を突っ込ませながら滅茶苦茶に破壊しながら逃げ回ります。

 それも、かなりの長い時間、徹底的にショッピングモールを破壊しながら。

「これ、どうやって撮っているんだ?」と非常に気になったのですが、これはメイキングに種明かしが出ていました。

 廃棄されたショッピングモールがたまたま見付かって、そこに商品を大量に持ち込んで実際に破壊しまくったそうです。

 うわあ。

 時代的にもCGを一切使ってなさそうな映画なので、本当にどうやっているのか分からなかったのですが、丸ごとショッピングモールを調達して破壊していたのか。

 このシーンは本当に凄かったです。



 悪い面ばかり書きましたが、ジェームズ・ブラウンやレイ・チャールズのシーンはなかなかよかったです。

 また、ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドのブルース・ブラザースのバンドシーンもよかったです。

 ただ、アレサ・フランクリンのシーンはちょっと問題がありました。

 歌と口が合っていない。凄いずれている。

 非常に気になっていたのですが、これはメイキングを見て理由が分かりました。

 基本的に、歌はアテレコで入れているそうです。ただ、ジェームズ・ブラウンやアレサ・フランクリンのような歌手は、同じ歌は二度と歌えません。

 なので、合わせるのは無理だったそうです。

「逆に、口パクが得意な歌手もいるよね〜」と、スタッフは笑いながら言っていました。

 おいおい。

 ただ、アレサ・フランクリンはずれていたのに、ジェームズ・ブラウンはずれていません。

 なぜ? と思ったのですが、それについての解説もありました。

「ジェームズ・ブラウンのシーンは、直接音声を録音したんだ。アレサ・フランクリンの時も、そうすればよかったよね」とのことでした。

 ジェームズ・ブラウンのシーンでは、ジェームズ・ブラウンだけが歌っていて、バックのコーラス隊は口パクで、後でアテレコしたそうです。

 歌物系の映画は、録音が大変なんだなと思いました。



 以下、粗筋です。

 刑務所から出て来た男は、元バンドマンだった。彼はブルース・ブラザースというバンドを組んでいたが、今は解散していた。

 彼は、迎えに来た弟ともに、育った場所である教会付属の孤児院に行く。

 だが、その孤児院は、税金が払えずに立ち退きの危機に瀕していた。

 二人は犯罪をして金を稼ごうと考える。しかし、孤児院のシスターから、まっとうな金でないと受け取らないと言われる。

 二人はどうすればよいのか分からず教会に行く。

 そこで聖歌隊を見て、バンドを復活させればいいんだと気付く。

 二人はかつての仲間を集めて、税金の納入期限までにお金を稼ごうとする。

 だが、はちゃめちゃな二人はその途中でどんどん敵を作っていく。

 警察、ネオナチ、カウボーイ・バンド。そして武器マニアの謎の女にも襲われる。

 二人は、行く先々で陽気な音楽と出会いながら、大金を稼ぐためのコンサートを準備していく。



 たぶん、脚本を整理して、編集を工夫して、二十分ほど削ると今でも面白い映画になると思います。

 音楽がいいだけに、勿体無いなあと思いました。

 あと、DVDには、音楽部分だけを繋げて一気に見るモードが付いていたらいいのになと思いました。

 そうしたら、BGMとしても使えるのに。

 実際の映画は、音楽以外のシーンが多いので、BGMには使えなさそうでした。
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