映画「48時間」のDVDを五日前に見ました。
1982年の作品で、原題は「48HRS.」。主演はニック・ノルティとエディ・マーフィ。
エディ・マーフィが出るので、もっとコメディー色が強いのかと思っていましたが、割と真っ当な刑事物でした。
飛び抜けたところはありませんでしたが、手堅い作りできちんと楽しめました。
さて、エディ・マーフィは、この映画が、映画デビュー作になります。
そして、この映画で、彼は主役の一人です。
でも、九十分強の映画なのに、最初の二十五分間、まったく出てきません。
いつ出て来るのかなと思いました。
また、出て来た後も、もっとしゃべりまくるのかと思っていたのですが、思ったほどしゃべっていませんでした。
いやまあ、普通にたくさんはしゃべっているのですが。
あと、エディ・マーフィが若くてびっくりしました。子供から少し抜け出したぐらいの印象です。
エディ・マーフィは1961年生まれなので、この時は二十一歳です。撮影時は二十歳ぐらいでしょうか。若いはずです。
□Wikipedia - エディ・マーフィ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82...
以下、粗筋です。(ネタバレはあまりないです。終盤の最初ぐらいまで書いています)
白人の囚人が脱獄した。脱獄犯は、その手助けをしたインディアンの大男とともに、民間人や警察を殺しながら町に潜伏する。
脱獄犯たちに仲間を殺された白人刑事は、彼らに復讐を誓う。そして、彼らのかつての仕事仲間から手掛かりを得ようとして刑務所に行く。
そこには、黒人の若者がいた。彼は、あと半年で刑期を終える模範囚だった。
彼は刑事に取り引きを持ち掛ける。彼は、刑務所の外に連れ出してくれるのならば協力すると言う。
復讐に燃える刑事は、四十八時間という制限付きで彼を連れ出す。
コンビを組むことになった囚人は、予想外に頭が切れる男だった。そして、刑務所の外でやろうとしていることがあった。
彼は、かつて仕事仲間たちと隠した大金を脱獄犯に奪われないようにしようと考えていた。
脱獄犯を追おうとする刑事。大金を保護しようとする囚人。白人の刑事と、黒人の囚人。
二人は別々の方向を向き、そのためにコンビは上手く噛み合わない。
だが、喧嘩をしたり、相手の能力や仕事への情熱を見ることで、互いに相手のことを相棒として認め始める。
彼らは、互いの立場を超えて、犯人逮捕と大金の保護を同時に成し遂げようとする。
しかし彼らは、何度も逮捕寸前まで脱獄犯を追い詰めながら、すんでのことで逃げられ続ける。
そして、四十八時間が徐々に近付いていく。
二人は互いに、友情と言ってもよい絆を築いていた。彼らは、警察の手から完全に逃れたと思った脱獄犯の潜伏先に気付き、その場所へと行く……。
二人の間に徐々に友情が育まれていく様子が上手く描かれていました。
特に、後半、黒人の上司に相棒の囚人を罵倒された時に白人刑事が怒って抗議するシーンが印象的でした。
立場や人種を超えた友情が鮮明に印象付けられる瞬間でした。