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2010年02月08日 21:22:17
■ 2009年の映画
2009年の映画のまとめです。演劇も若干入っています。109本なので、ここ数年徐々に減っていますね。まあ、徐々に馬力が落ちてくるのは、仕方がないかなと思います。
以下、過去数年の履歴です。
・2005年 80本
・2006年 173本
・2007年 158本
・2008年 111本
・2009年 109本
今年は、130本以上は見たいですね。
以下、2009年に見た映画です。
映画の★の評価は下記基準に従います。また、「D」はDVDで観賞したもの、「劇」は劇場で観賞したもの、「N」はネットで観賞したものを意味します。数字は見た日付です。
基本的に★が一つの作品以外は、普通に楽しんで見ています。★が三以上は注目すべき作品だと思ったものです。★が五のものは、大いに語るべき作品だと思ったものです。
(★☆☆☆☆)面白くなかった
(★★☆☆☆)普通
(★★★☆☆)そこそこ面白かった
(★★★★☆)面白かった
(★★★★★)極めて面白かった
映画の感想自体は、今まで散々書いてきたので割愛します。
あと、毎年書いていますが、評価はあくまでも私個人の感想です。作品の絶対的な評価ではありません。
私の好みで★を付けているだけなので、★が少ない作品が駄目な作品というわけではありません。
この情報から分かることは、「私がどういった映画が好きなのか」ということだけです。
私の感想を読むときに、どういった差分パッチを当てて読めばよいのか、その指針になる情報ということにしか過ぎません。
● 2009年01月(16本/計16本)
03(★★★☆☆) D ダイ・ハード4.0
04(★★★★☆) 劇 WALL・E
05(★☆☆☆☆) D バイオハザードIII
06(★★☆☆☆) D バットマン
09(★★★☆☆) D 大空港
14(★★★☆☆) D ジャッカルの日
15(★☆☆☆☆) D エアポート'75
17(★★★☆☆) 劇 007 慰めの報酬
18(★★★★☆) D プレステージ
19(★★☆☆☆) D 悪魔の赤ちゃん
21(★★☆☆☆) D キンスキー、我が最愛の敵
23(★★★★☆) D カーズ
24(★★★☆☆) 劇 チェ 28歳の革命
25(★★★☆☆) D 華麗なるギャッツビー
27(★★★☆☆) D スケアクロウ
31(★★★★☆) D 極道の妻たち
31(★★☆☆☆) D 日本以外全部沈没
● 2009年02月(11本/計27本)
01(★★★☆☆) 劇 チェ 39歳 別れの手紙
01(★★★☆☆) D 恐怖のメロディ
03(★★★☆☆) D 傷だらけの挽歌
04(★★★☆☆) D 魁!!男塾
06(★★★★☆) D トラ・トラ・トラ!
11(★★★★★) 劇 ベンジャミン・バトン 数奇な人生
15(★★★☆☆) D 未来惑星ザルドス
16(★★★☆☆) D ひまわり
17(★★★★☆) D ヘアスプレー
19(★★★☆☆) D 暴力脱獄
26(★★★☆☆) D 君のためなら千回でも
● 2009年03月(9本/計36本)
01(★★★☆☆) 劇 チェンジリング
03(★★★☆☆) D ナイト・ウォッチ
07(★★★★☆) D ラスト、コーション(LUST, CAUTION 色戒)
10(★★★☆☆) D ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン
13(★★★☆☆) D ディスタービア
18(★★★★☆) D アウェイ・フロム・ハー 君を想う
19(★★★☆☆) 劇 ウォッチメン
23(★★★★☆) D 潜水服は蝶の夢を見る
31(★★★☆☆) D ランブルフィッシュ
● 2009年04月(4本/計40本)
12(★★★★☆) 劇 レッド・クリフ PartII
15(★★★☆☆) D その男ゾルバ
24(★★★☆☆) D 捜索者
29(★★★★★) 劇 グラン・トリノ
● 2009年05月(6本/計46本)
01(★★★★☆) 劇 スラムドッグ$ミリオネア
08(★★★☆☆) D 小さな恋のメロディ
13(★★★☆☆) D ロンゲスト・ヤード
17(★★★☆☆) D バッドサンタ
19(★★★☆☆) D 柔道龍虎房
30(★★★☆☆) 劇 夢の中に君がいる
● 2009年06月(7本/計53本)
05(★★★☆☆) 劇 消されたヘッドライン
03(★★★☆☆) D 審判
10(★★★☆☆) D キング・オブ・キングス
17(★★★☆☆) D 気狂いピエロ
21(★★★★☆) 劇 レスラー
28(★★★☆☆) D 素晴らしきヒコーキ野郎
29(★★☆☆☆) 劇 ターミネーター4
● 2009年07月(16本/計69本)
01(★★★☆☆) D シンシナティ・キッド
04(★★★★☆) 劇 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
06(★★★☆☆) D 軽蔑
07(★★★★☆) D シューテム・アップ
09(★★★☆☆) D マンハッタン無宿
11(再観賞省略) 劇 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
13(★☆☆☆☆) D 野生のエルザ
14(★★★☆☆) D アルフィー
15(★★★★☆) D 武士道残酷物語
16(★★★★★) D インファナル・アフェア
17(★★★☆☆) N グリマーマン
19(★☆☆☆☆) D サンダーバード(THUNDERBIRDS ARE GO)
23(★★★★☆) D 穴(LE TROU)
26(★☆☆☆☆) N メトロポリス
27(★★☆☆☆) D 冷血
30(★★★☆☆) D ミトン、ママ、レター
● 2009年08月(6本/計75本)
02(★★★★☆) D ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
18(★★★☆☆) D ローズマリーの赤ちゃん
24(★★★★☆) D ワイルド・バンチ特別版〜ディレクターズ・カット
27(★★★☆☆) D 探偵物語
30(★★☆☆☆) D 戦争の犬たち
31(★★★☆☆) D 恋はデジャ・ブ
● 2009年09月(7本/計82本)
03(★★☆☆☆) D 我が家の楽園
07(★★★☆☆) D ハワーズ・エンド
09(★★☆☆☆) N ペイルライダー
13(★★☆☆☆) D 26世紀青年
14(★★★☆☆) D 僕らのミライへ逆回転
17(★★★☆☆) D ウォンテッド
28(★★★☆☆) D デイ・ウォッチ
● 2009年10月(12本/計94本)
01(★☆☆☆☆) D サイレント・ランニング
02(★★★☆☆) D エグザイル/絆
04(★★★☆☆) D 街の灯
12(★★★★☆) 劇 シルク・ドゥ・ソレイユ ZED
18(★★★☆☆) D 華麗なる週末
19(★★☆☆☆) D 3人のゴースト
20(★★☆☆☆) D おいしいコーヒーの真実
22(★☆☆☆☆) D いのちの食べかた
26(★★★☆☆) D ゴースト・ワールド
27(★★★★☆) D 駅馬車
28(★★☆☆☆) D 変態村
30(★★★☆☆) D ホステル
● 2009年11月(10本/計104本)
01(★★★★☆) 劇 マイケル・ジャクソン THIS IS IT
07(★★☆☆☆) D ザ・カンニング IQ=0
08(★★★☆☆) D 初体験/リッジモント・ハイ
15(★☆☆☆☆) D イレイザーヘッド
17(★★☆☆☆) D レイジング・ブル
19(再観賞省略) D 風の谷のナウシカ
22(★★★☆☆) 劇 イングロリアス・バスターズ
23(★☆☆☆☆) D ある日どこかで
24(★★★☆☆) D エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々
30(★★★☆☆) D 最前線物語
● 2009年12月(5本/計109本)
01(★★★☆☆) D グロリア
02(再観賞省略) D カリオストロの城
06(★★★☆☆) D ブロンコ・ビリー
07(★☆☆☆☆) D サンゲリア
22(★★★☆☆) D ロング・ライダーズ
さて、映画についてまとめです。
まず、2009年の★五つの映画リストです。
(★★★★★) 劇 ベンジャミン・バトン 数奇な人生
(★★★★★) 劇 グラン・トリノ
(★★★★★) D インファナル・アフェア
次に、2009年の★四つの映画リストです。
(★★★★☆) 劇 WALL・E
(★★★★☆) D プレステージ
(★★★★☆) D カーズ
(★★★★☆) D 極道の妻たち
(★★★★☆) D トラ・トラ・トラ!
(★★★★☆) D ヘアスプレー
(★★★★☆) D ラスト、コーション(LUST, CAUTION 色戒)
(★★★★☆) D アウェイ・フロム・ハー 君を想う
(★★★★☆) D 潜水服は蝶の夢を見る
(★★★★☆) 劇 レッド・クリフ PartII
(★★★★☆) 劇 スラムドッグ$ミリオネア
(★★★★☆) 劇 レスラー
(★★★★☆) 劇 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
(★★★★☆) D シューテム・アップ
(★★★★☆) D 武士道残酷物語
(★★★★☆) D 穴(LE TROU)
(★★★★☆) D ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
(★★★★☆) D ワイルド・バンチ特別版〜ディレクターズ・カット
(★★★★☆) 劇 シルク・ドゥ・ソレイユ ZED
(★★★★☆) D 駅馬車
(★★★★☆) 劇 マイケル・ジャクソン THIS IS IT
かなり私の趣味が入っていると思います。「あの映画が★三止まりなのはなぜ?」という映画がけっこうあると思います。そこらへんは、差をつけるためです。「★三以上の映画」は、基本的に面白い映画です。
というわけで、以下、少し感想を書いていこうと思います。
● ベンジャミン・バトン 数奇な人生
美しくも素晴らしいおとぎ話。それに尽きます。
ここまで「おとぎ話」を描いた映画は、なかなかないです。ちょっと前なら「ビッグ・フィッシュ」(2003年)を思い出しますが、こちらの方が規模が遥かに大きいです。
見事に、映画の世界に没入させてくれました。
● グラン・トリノ
もう何というか、公開とともに傑作決定の映画です。
平易で緩やかで優しくて身近で静かな話なのに、豊かで深くて大きくて普遍的な話です。
何よりも、イーストウッドの演技と、映画の進行が素晴らしい。今後の教科書になるような作品だと思いました。
また、映画自体も素晴らしいのですが、イーストウッドという映画人の人生が集約されている点も素晴らしいと思いました。
● インファナル・アフェア
これも傑作。果てしない緊張と、言いようのない焦燥感と絶望感を味わわせてくれる作品。
そして、主人公二人の演技が素晴らしかったです。
● WALL・E
もう、WALL・Eの動きが可愛くて可愛くて。そしてイブの破壊屋ツンデレっぷりもよかったです。
● プレステージ
映画を見た後に原作も読みました。原作は、この映画の構造の外側に、さらにもう一重仕掛けが施されていて驚きました。
あと、原作を読んで、「よくここまで換骨奪胎して映画の脚本にしたな」と唸りました。話の筋と部品と魂は同じなのに、全然違う構成になっており、細部にわたって映画用に設定が修正されています。そして、それが成功している。
「脚本の力」というものを考えさせられた作品でした。
● カーズ
やはり、ピクサーの映画はよいですね。DVD特典で、没になったエピソードにブラックなものが多かったのに驚きました。没にして正解だったと思います。
● 極道の妻たち
岩下志麻姐さんが格好よすぎます。そして漢です。素晴らしい。惚れます。
● トラ・トラ・トラ!
戦争映画を語る上で、外せない作品だと思いました。アメリカ映画なのに、真珠湾攻撃をかなり公平に描いていることに驚きました。
● ヘアスプレー
これはよい映画です。ポップでキュートで楽しいミュージカル映画なのに、実は差別や社会問題などを強烈に主張しています。
何かを訴える際に、これほどエンターテインメントできれば、勝ちだなと思いました。
● ラスト、コーション(LUST, CAUTION 色戒)
セックスとい名の格闘技。恋愛という名の精神戦。ここまで緊張してハラハラする男女の絡みは始めてでした。トニー・レオンと、タン・ウェイの演技が素晴らしかったです。
● アウェイ・フロム・ハー 君を想う
認知症の妻と、その旦那の話です。もう何と言うか、全身から力を抜き取られるようなガクブルっぷりを味わわせてくれます。ホラーでも何でもないですが、映画は重くて果てしなく怖いです。
● 潜水服は蝶の夢を見る
「ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)」になった、ELLEの元編集長の話。絶望的な話なのに、妙にユーモアに富んでいてよかったです。人生に対する希望を与えてくれるお話です。
● レッド・クリフ PartII
映画館で大画面で見ることに意味のある娯楽大作。それに尽きます。ジョン・ウーの「俺三国志」が炸裂した映画でした。
● スラムドッグ$ミリオネア
ご都合主義が何だと言うんだ、面白ければいいんだよ! そう思わせてくれるパワフルな作品。圧倒的なインド・パワーで楽しませてくれました。
● レスラー
男泣きの映画。役者の人生と、主人公の人生がリンクしています。地べたを這いずる主人公を見ながら、荘厳な気持ちにさせてくれる映画でした。
● ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
「アニメは動いてこそ気持ちよい」と思わせてくれる作品。ともかく、一つ一つの動きが小気味よくて重くて痛そうで快感です。何やかや言われていますが、やはりエヴァは面白いです。
● シューテム・アップ
90分級アクション映画としては、非常によく出来ている作品。面白かったです。
● 武士道残酷物語
戦国時代から現代までの、ある日本人一族の被虐の系譜。ぞくぞく来ます。物凄いマゾさを感じさせてくれる映画です。
● 穴(LE TROU)
脱獄物の傑作。あまりにリアルなのも当然。本当の脱獄囚が監修につき、俳優としても登場しています。緊迫感溢れる映画でした。
● ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
映像的な快感を味わわせてくれるクライム・サスペンス。監督、才能あるなと思いました。
● ワイルド・バンチ
サム・ペキンパーの傑作西部劇。アクション・シーンを変えた一作。何と言うか、骨太です。これは凄い。
● シルク・ドゥ・ソレイユ ZED
人間の肉体の限界って凄いなと思いました。あと、縦方向の上下に、人力だけで動きながら演じるのは、呆気に取られました。想像の斜め上でした。
● 駅馬車
物凄い密度の濃い西部劇の傑作。でも、時間は99分。素晴らしい。映画の金字塔の一つだと思います。
● マイケル・ジャクソン THIS IS IT
マイケル・ファンなので見にいったのですが、素直に凄いと思いました。惜しい人を亡くしました。
以上で、2009年の映画は終了です。
別枠アニメ&ドラマについては、次回まとめます。けっこうな量がありましたので。