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2010年02月15日 15:37:18
燃えよ!ピンポン
 映画「燃えよ!ピンポン」のDVDを一月上旬に見ました。

 2007年の映画で、監督はロバート・ベン・ガラント、脚本はトーマス・レノンとロバート・ベン・ガラント、主演はダン・フォグラーです。

 また、この映画の敵のボスは、クリストファー・ウォーケンになります。

 以前、「ヘアスプレー」(2007)を見た時に、クリストファー・ウォーケンについて調べて、凄い格好をした写真が出てきたので、驚いて何の映画か確認したら「燃えよ!ピンポン」の写真でした。これは見てみようと思い、見ました。面白かったです。

 90分級コメディ映画は、「俺たちフィギュアスケーター」(2007年)もそうですが、こういった作りの映画が、気楽で楽しくてよいですね。



● 監督と脚本

 監督・脚本のロバート・ベン・ガラントは、「ナイト ミュージアム」(2006年)の原案・脚本、「ナイト ミュージアム2」(2009年)の脚本です。

 また、脚本のトーマス・レノンは、実は脚本だけでなく、製作にも加わっており、性格の悪いドイツ人卓球選手も演じています。

 この人も、「ナイト ミュージアム」(2006年)の原案・脚本、「ナイト ミュージアム2」(2009年)の脚本です。

 なので、「ナイト ミュージアム」シリーズの脚本陣による、「燃えよドラゴン」(1973年)のパロディの卓球デスマッチ・コメディが、本作になります。



● クリストファー・ウォーケン

 なぜ映画を見ようと思ったのかは、写真を見てもらえば分ります。

□燃えよ!ピンポンの画像 - allcinema
http://www.allcinema.net/prog/image_large.php...

 この写真一枚で、映画を見ることを決めました。

 この人は、強面そうな印象なのですが、「奥さんはコメディ作のキャスティング・ディレクターをしている」ということで、きっとコメディも好きなのでしょう。

□クリストファー・ウォーケンのプロフィール - allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php...

 この圧倒的存在感で、ちょっと内気なゲイっぷりを出しながら、マフィアの大ボスで、卓球の達人という、よく分からない濃い役を熱演しています。

 いやあ、面白かったです。



● 主人公の経歴

 主人公の経歴が、同年作品である「俺たちフィギュアスケーター」(2007年)とそっくりでした。これは、この手のコメディの定番設定なのでしょうか?

 その経歴とは、「子供の頃、天才プレイヤーだった」「しかし、大きな失敗があり、現在は落ちぶれている」というものです。

 そのため、映画の冒頭で「何かの目的」のために発掘されて、「かつての能力を取り戻し、その上を行くための修行」をして、「大きな敵と戦い」ます。

 ほとんど同じです。

 分りやすい設定ですが、ここまでそっくり同じなのは驚きました。

 まあ、王道なのでしょう。そして、その王道に、どういった肉付けをするのかが演出になるのでしょう。

 この映画では、「盲目の卓球の師匠」と「その姪の勝気なツンデレさん」を出し、主人公の相棒として、「万年書類整理に飽き飽きして007を目指しているFBI捜査官」を出してきます。

 そして、濃過ぎて大爆発のクリストファー・ウォーケンが敵の大ボスとして出てきます。

 この肉付けは、成功しているなと思いました。



● 和中折衷

 敵の大ボスであるクリストファー・ウォーケンの館は、物凄い和中折衷です。中華風の神輿を相撲レスラーが担ぐといった感じです。

 最初、これは勘違い東洋かと思っていましたが、途中から、狙っているのではないかと思い直しました。

 なぜなら、その館の主のクリストファー・ウォーケンの趣味の倒錯っぷりが凄かったので。これは単に、この人の趣味なのではないかと感じました。

 どちらにしろ、凄いごちゃ混ぜでした。でも、美術のクオリティは高く、チープには見えていませんでした。



● ラストの卓球デスマッチのルール

 映画の最後には、主人公と大ボスが、点が入ると電流が流れる卓球デスマッチを行います。

 その途中で大ボスが「実は、特別ルールがある」と説明します。

 それは「卓球台でなくても、どこかにワンバウンドすればあり」という、卓球の根底を覆すようなルールです。

 これは、卓球としては滅茶苦茶なのですが、映画としては高い効果を上げています。

 なぜならば、卓球をしながら、館の様々な場所を移動して、外に出て密林の中でも卓球をし続けるからです。

 どんどん背景の場面を変えることで、飽きさせないような工夫がなされています。

 まあ、卓球としては滅茶苦茶なのですが。でも、映画としては「あり」だと思いました。



● 粗筋

 以下、粗筋です。(特にネタバレなし、中盤ぐらいまで書いています)

 主人公は、元天才卓球少年。彼は、卓球の賭けに手を出していた父親が気になり、ドイツの選手に負けてしまう。そして、その敗北で父親は死ぬことになる。

 それから数年後。主人公は卓球の曲芸で生計を立てている。その彼の元に、FBI捜査官がやって来る。

 捜査官は、「裏の世界を牛耳るマフィアの大ボスの開く卓球大会に出場して欲しい」と依頼する。その大ボスは、主人公の父の仇だった。

 しかし主人公は、卓球の試合はここ数年していない。最初は断る主人公だが、最終的にその話を受ける。

 だが、主人公の腕は錆び付いていた。そこでFBI捜査官は、主人公を中国人の卓球の達人の下に弟子入りさせる。その達人は、盲目で、美しい姪がいた。マフィアの大ボスは、かつてその達人の弟子だった。

 主人公は修行をして実力をつける。そして、世界の強豪が集まる、裏の世界の卓球大会に出場する……。



● まとめ

 何気に面白かったです。

 90分級コメディで、肩の力を抜いて笑いたい人は、ありなのではないかと思いました。
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