2009年の読書のまとめ9月分です。
星による評価の基準については前述の通りです。
● 2009年09月(6冊/計39冊)
■ 01 最後の授業(著:アルフォンス・ドーデ、訳 南本 史、ポプラ社)
(★★☆☆☆)
今年のお勉強の一つ、言葉と政治に関する一冊。
子供向けの短編集です。新聞に載っていた短編が集まっています。
「最後の授業」は、一時期は教科書にも載っていた話ですが、その後いろいろと問題が取り沙汰されて、載らなくなった短編です。
本書には、一話が十ページに満たない話も多くて、驚きました。そういえば最近、こんなに短く鮮烈な話を読む機会は減ったなと思いました。心に残る話が多かったです。
■ 13 失楽園 下(著:ミルトン、訳:平井正穂)
(★★★☆☆)
上巻で書いたので、感想は割愛。
■ 20 ローマ人の物語 最後の努力[上]35(塩野 七生)
(★★☆☆☆)
キリスト教という精神性ウイルスの意図的な蔓延。
ローマ人悲しいよ。
しかし、支配の構造を作るために、戦略的にキリスト教を利用していく様は、ある意味身震いします。
それにしても、被支配者側は、支配者が支配するために宗教を利用しているとは、思いも寄らないものなのですかね。
今の時代もそれは変わっていないので、人間とは、支配されたがる動物なのかもしれません。
支配から抜け出したい、自由が欲しいというのは、人間の本来の欲求とは違うのかもしれないなと、思うことがあります。
■ 20 ことばと国家(田中 克彦)
(★★★☆☆)
今年のお勉強の一つ、言葉と政治に関する一冊。
■ 26 ローマ人の物語 最後の努力[中]36(塩野 七生)
(★★☆☆☆)
上巻で書いたので、感想は割愛。
■ 27 ローマ人の物語 最後の努力[下]37(塩野 七生)
(★★☆☆☆)
上巻で書いたので、感想は割愛。