自作ARモーション・キャプチャ・システムを使った自主制作アニメの制作記。
まあ何というか、アニメを作っている時間よりも、ソフトを改良している時間の方が長いです。ええまあ、2作目からが本番です、きっと。
というわけで、この数日で作ったものです。
・「Androidでマーカーを表示するアプリ」:作ったはいいのですが、画面が小さくて使い難いので、実は使っていないです。結局、紙に印刷して、厚紙に貼り付けたマーカーを使っています。ある意味、当初の予定通りです。
・「カット4、5〜7の撮影」:あまりダイナミックではないシーンが続きます。絵コンテ通りに順番に進めているので仕方がないです。
さて、ソフトなんてものは、使い始めてから、改良点が大量に見つかったり、バグに気付いたりするものです。というわけで、以下、ここ数日の改良点です。
・非撮影時に、入力をカメラにするか、データにするかを切り替える設定を追加。
・再生倍率を録画時にも反映。これで、高速度カメラ的な撮影が可能に。
・サブフレームでの、ボタンなどのオブジェクト位置の整理。
・データの自動補間計算にバグがあったので修正(このソフトでは、再生倍率を変えると、前後のデータから自動で補間データを計算して作成するようになっているのだけど、その計算にバグがあった)。
・人形データに「なし」を追加(背景アニメーションしか使わないラインがけっこうあるので、人形データを「なし」に設定できるようにした)。
・人形のモーション・データを削除するボタンを追加。
・タイムラインのドラッグ&ドロップ周りのインターフェースのプログラムを改良。
・タイムラインをドラッグすると、現在時間を変更できるように改良。
・その他、大量のバグを修正。
今回一番時間がかかったのは、データの自動補間のバグ修正と、タイムラインのUI周りです。
データの自動補間は、建て増し建て増しで作っていた部分を、いったんチャラにして、アルゴリズムを練り直して、プログラムを書き直しました。おかげで、かなりいい具合になりました。
タイムラインのUI周りは、あまり情報がなくて、けっこう難渋しています。
この部分は、JTableを改造して作っているのですが、タイムライン管理のUIにするためのサンプルなどあるわけがなく、ちょっとした改良にも情報がなくて手探りで開発しています。
今後の課題は、ARマーカーから取得したデータの補正です。
Webカメラの能力が貧弱なので、それをどうにかして、アルゴリズムで補正する必要があると思っています。
ここらへんは、どこらへんの技術を使えば、一番使い勝手がよくなるのか検討中。
まだまだ先は長いです。