スマートメーター

作成:2023-04-01 15:53
更新:2023-04-01 15:53
概要
「スマートメーター」について説明したページです。「スマートメーター」は、従来の電力メーターに通信機能や開閉機能を追加したものです。

用語

「スマートメーター」(smart meter)についての説明です。

説明

student
生徒

スマートメーターって何ですか?

teacher
先生

スマートメーターは、電力消費量をリアルタイムで測定し、無線通信で電力会社に送信する新しいタイプの電力メーターです。これにより、検針業務の自動化、電気使用状況の見える化、電気料金メニューの多様化、社会全体の省エネ化などのメリットがあります。

student
生徒

スマートメーターのメリットは何ですか?

teacher
先生

スマートメーターのメリットは、検針業務の自動化、電気使用状況の見える化、電気料金メニューの多様化、社会全体の省エネ化などです。

student
生徒

具体的には、どういうことですか?

teacher
先生

具体的には、従来の手動検針業務が不要になり、消費者が電力使用状況をリアルタイムで把握できるようになります。また、電気料金メニューも多様化し、節電に応じて割引が受けられるプランなども登場しています。社会全体の省エネ化にも貢献することが期待されています。

student
生徒

スマートメーターのデメリットは何ですか?

teacher
先生

スマートメーターのデメリットは、通信障害やセキュリティリスク、電磁波への懸念、導入コストなどです。通信障害が発生すると、データ送信が滞り、正確な電力量の計測や料金の計算ができなくなる可能性があります。また、スマートメーターに関するセキュリティリスクやプライバシーの問題も指摘されています。さらに、電磁波による健康被害への懸念もあります。導入コストもかかるため、電力会社や消費者にとって負担となることがあります。

student
生徒

スマートグリッドって何ですか?

teacher
先生

スマートグリッドは、スマートメーターを含む電力ネットワークの一部であり、電力需要と供給を最適化することで安定的な電力供給を実現するための技術です。スマートグリッドは、再生可能エネルギーや電気自動車などの新しい電力需要に対応するために必要な技術です。

student
生徒

なるほど、それで電力会社はスマートメーターをどういう風に利用するの?

teacher
先生

電力会社は、送信されたデータをMDMS(Meter Data Management System)というシステムで管理して、電力需要と供給のバランスを調整したり、料金プランを提供したりすることができます。つまり、電力の需要や供給状況に合わせて電力会社が適切な対応をすることができます。

student
生徒

そういうことなんですね。それで、スマートメーターはHEMSやBEMSと連携するって聞いたのですが、どういうことですか?

teacher
先生

HEMS(Home Energy Management System)やBEMSS(Building Energy Management System)は、家庭や建物のエネルギー管理システムで、電気使用状況を見える化して、節電や削減効果を評価することができます。スマートメーターは、HEMSやBEMSと連携することで、さらに効果的なエネルギー管理ができるようになります。つまり、電気使用状況をより詳しく把握して、より効果的な節電や削減策を立てることができるんです。

student
生徒

なるほど、スマートメーターってエネルギーの節約にもつながるんですね。

teacher
先生

そうですね。スマートメーターを活用することで、電力会社や家庭・建物のエネルギー管理システムがより効果的になり、エネルギーの無駄をなくすことができます。

まとめ

「スマートメーター」(smart meter)は、従来の電力メーターに通信機能や開閉機能を追加したもので、電力使用量を30分ごとに計測し、無線通信で電力会社に送信します。

電力会社は、このデータを集めて管理し、需要と供給のバランスを調整したり、料金プランを提供したりします。

また、スマートメーターは、家庭内のエネルギー管理システムと連携し、電気使用状況を見える化したり、節電や削減効果を評価することができます。

これによって、エネルギーの効率的な利用が促進され、省エネルギーやCO2削減につながることが期待されています。

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