WebKit

作成:2023-04-29 01:32
更新:2023-04-29 01:32
概要
「WebKit」について説明したページです。「WebKit」は、Apple社が開発したHTMLレンダリングエンジンです。
読みや異名
WebKit ウェブキット

用語

「WebKit」(ウェブキット)についての説明です。

student
生徒

WebKitって何ですか?

teacher
先生

WebKitとは、HTML、CSS、JavaScript、SVGなどの解釈を行うオープンソースのHTMLレンダリングエンジンです。

student
生徒

WebKitは、どのような経緯で開発されたものなのですか?

teacher
先生

WebKitは、もともとAppleのmacOSに搭載されるSafariのレンダリングエンジンとして、Unix系用のレンダリングエンジンであるKHTMLをフォークして開発されたものです。そして、2005年には全面的にオープンソース化され、Safariだけでなく、iOSや他社製ソフトウェアなどでも使われるようになりました。

student
生徒

WebKitは、どのようなソフトウェアに利用されているのですか?

teacher
先生

WebKitは、Google ChromeやOpera、Safari、iOSのSafari、Androidのブラウザなど、多くのウェブブラウザやアプリケーションで利用されています。ただ、現在は少し事情が違います。

student
生徒

どういうことですか?

teacher
先生

2008年にGoogleが開発に参画し、WebKitはWebブラウザ「Google Chrome」のレンダリングエンジンとして採用されました。しかし2013年にGoogleはAppleと対立して、WebKit派生の「Blink」を作り、ChromeやAndroidなどはそちらへ移行しました。

まとめ

「WebKit」(ウェブキット)は、Apple社が開発したHTMLレンダリングエンジンで、ウェブブラウザにおいてHTML、CSS、JavaScript、SVGなどを解釈して表示する役割を担います。

元々はSafariのレンダリングエンジンとして、Unix系用のレンダリングエンジンであるKHTMLをフォークして開発されました。

その後、全面的にオープンソース化され、Google ChromeやOpera、Safari、iOSのSafari、Androidのブラウザなど多くのアプリケーションで利用されるようになりました。

WebKitは、Google社がBlinkという新しいレンダリングエンジンを開発するまでは、Google Chromeでも採用されていました。

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