WebKit
用語
「WebKit」(ウェブキット)についての説明です。
WebKitって何ですか?
WebKitとは、HTML、CSS、JavaScript、SVGなどの解釈を行うオープンソースのHTMLレンダリングエンジンです。
WebKitは、どのような経緯で開発されたものなのですか?
WebKitは、もともとAppleのmacOSに搭載されるSafariのレンダリングエンジンとして、Unix系用のレンダリングエンジンであるKHTMLをフォークして開発されたものです。そして、2005年には全面的にオープンソース化され、Safariだけでなく、iOSや他社製ソフトウェアなどでも使われるようになりました。
WebKitは、どのようなソフトウェアに利用されているのですか?
WebKitは、Google ChromeやOpera、Safari、iOSのSafari、Androidのブラウザなど、多くのウェブブラウザやアプリケーションで利用されています。ただ、現在は少し事情が違います。
どういうことですか?
2008年にGoogleが開発に参画し、WebKitはWebブラウザ「Google Chrome」のレンダリングエンジンとして採用されました。しかし2013年にGoogleはAppleと対立して、WebKit派生の「Blink」を作り、ChromeやAndroidなどはそちらへ移行しました。
まとめ
「WebKit」(ウェブキット)は、Apple社が開発したHTMLレンダリングエンジンで、ウェブブラウザにおいてHTML、CSS、JavaScript、SVGなどを解釈して表示する役割を担います。
元々はSafariのレンダリングエンジンとして、Unix系用のレンダリングエンジンであるKHTMLをフォークして開発されました。
その後、全面的にオープンソース化され、Google ChromeやOpera、Safari、iOSのSafari、Androidのブラウザなど多くのアプリケーションで利用されるようになりました。
WebKitは、Google社がBlinkという新しいレンダリングエンジンを開発するまでは、Google Chromeでも採用されていました。