インターネット層

作成:2023-05-02 16:08
更新:2023-05-02 16:08
概要
「インターネット層」について説明したページです。「インターネット層」は、TCP/IPモデルの第2層に位置し、IPアドレスを使用して送信先を特定し、データをパケットという単位に分割して送受信します。

用語

「インターネット層」(Internet layer)についての説明です。

student
生徒

インターネット層って何ですか?

teacher
先生

インターネット層は、TCP/IPモデルの第2層で、異なるネットワーク間の通信を実現するための階層です。つまり、あなたがパソコンからインターネットに接続して、他のネットワーク上のコンピュータと通信する場合に必要な階層です。

student
生徒

どのように通信が行われるのでしょうか?

teacher
先生

インターネット層では、IPアドレスを使って送信先を特定し、データをパケットという単位に分割して送受信します。つまり、パケットという小さなデータに分割し、IPアドレスを指定して送信することにより、異なるネットワーク間で通信が可能になります。

student
生徒

パケットって何ですか?

teacher
先生

パケットとは、通信に必要なデータを一定の大きさに区切ったものです。通常、一度に送信することができるデータには制限があります。それを超えると、通信が遅くなってしまったり、エラーが発生したりすることがあります。そのため、大きなデータを小さなパケットに分割することで、より効率的な通信ができるようになります。

student
生徒

IPアドレスって何ですか?

teacher
先生

IPアドレスとは、インターネット上でコンピュータやサーバーを特定するために使われる番号のようなものです。インターネットに接続された各コンピュータには、一意なIPアドレスが割り振られています。通信する相手のIPアドレスを指定することで、パケットを送信することができます。

まとめ

「インターネット層」(Internet layer)は、ネットワーク間通信を実現するTCP/IPモデルの第2層に位置する階層です。

この層では、異なるネットワーク間の通信に必要なIPアドレスを使用して送信先を特定し、データをパケットという単位に分割して送受信します。

パケットには送信元と宛先のIPアドレスが含まれており、通信先にはデータが正しく届くように確実性が保たれます。

インターネット層の主なプロトコルは、IP(Internet Protocol)です。

IPは、IPv4IPv6があり、IPv4は32ビットのアドレスを持ち、IPv6は128ビットのアドレスを持っています。

インターネット層は、インターネットの中核を担う重要な役割を果たしています。

以下は、OSI参照モデルです。

以下は、TCP/IP階層モデルです。

  • 第1層:ネットワークインターフェイス層/リンク層(Link Layer)
  • 第2層:インターネット層(Internet Layer)
  • 第3層:トランスポート層(Transport Layer)
  • 第4層:アプリケーション層(Application Layer)
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