インターネット層
用語
「インターネット層」(Internet layer)についての説明です。
インターネット層って何ですか?
インターネット層は、TCP/IPモデルの第2層で、異なるネットワーク間の通信を実現するための階層です。つまり、あなたがパソコンからインターネットに接続して、他のネットワーク上のコンピュータと通信する場合に必要な階層です。
どのように通信が行われるのでしょうか?
インターネット層では、IPアドレスを使って送信先を特定し、データをパケットという単位に分割して送受信します。つまり、パケットという小さなデータに分割し、IPアドレスを指定して送信することにより、異なるネットワーク間で通信が可能になります。
パケットって何ですか?
パケットとは、通信に必要なデータを一定の大きさに区切ったものです。通常、一度に送信することができるデータには制限があります。それを超えると、通信が遅くなってしまったり、エラーが発生したりすることがあります。そのため、大きなデータを小さなパケットに分割することで、より効率的な通信ができるようになります。
IPアドレスって何ですか?
まとめ
「インターネット層」(Internet layer)は、ネットワーク間通信を実現するTCP/IPモデルの第2層に位置する階層です。
この層では、異なるネットワーク間の通信に必要なIPアドレスを使用して送信先を特定し、データをパケットという単位に分割して送受信します。
パケットには送信元と宛先のIPアドレスが含まれており、通信先にはデータが正しく届くように確実性が保たれます。
インターネット層の主なプロトコルは、IP(Internet Protocol)です。
IPは、IPv4とIPv6があり、IPv4は32ビットのアドレスを持ち、IPv6は128ビットのアドレスを持っています。
インターネット層は、インターネットの中核を担う重要な役割を果たしています。
以下は、OSI参照モデルです。
- 第1層:物理層(Physical Layer)
- 第2層:データリンク層(Data Link Layer)
- 第3層:ネットワーク層(Network Layer)
- 第4層:トランスポート層(Transport Layer)
- 第5層:セッション層(Session Layer)
- 第6層:プレゼンテーション層(Presentation Layer)
- 第7層:アプリケーション層(Application Layer)
以下は、TCP/IP階層モデルです。
- 第1層:ネットワークインターフェイス層/リンク層(Link Layer)
- 第2層:インターネット層(Internet Layer)
- 第3層:トランスポート層(Transport Layer)
- 第4層:アプリケーション層(Application Layer)