ネットワークインターフェイス層
用語
「ネットワークインターフェイス層」(ネットワークアクセス層、リンク層、link layer)についての説明です。
![生徒 student](./img/chara/student_80.webp)
ネットワークインターフェイス層とは何ですか?
![先生 teacher](./img/chara/teacher_80.webp)
ネットワークインターフェイス層は、TCP/IPモデルの第1層で、物理的なネットワーク接続を処理する役割を持つ層です。つまり、上位層から送られてきたビット列を電気信号や光信号、無線などに変換して、隣接する機器と通信します。
![生徒 student](./img/chara/student_80.webp)
どのような通信規格や通信単位があるのでしょうか?
![先生 teacher](./img/chara/teacher_80.webp)
ネットワークインターフェイス層には、イーサネットやWi-Fiなどの通信規格や、MACアドレスやフレームなどの通信単位や識別子があります。イーサネットは、有線LANでよく使われる通信規格で、Wi-Fiは無線LANで使われる通信規格です。MACアドレスは、機器ごとに割り振られた固有の識別子で、フレームは通信におけるデータのまとまりのことです。
![生徒 student](./img/chara/student_80.webp)
ネットワークインターフェイス層は、どのような役割を持っているのでしょうか?
![先生 teacher](./img/chara/teacher_80.webp)
ネットワークインターフェイス層は、上位の層から送られてきたデータを物理的なネットワーク接続に適した形式に変換することで、隣接する機器と通信を行います。また、通信に必要な識別子や通信規格を定めることも役割の一つです。
![生徒 student](./img/chara/student_80.webp)
ネットワークインターフェイス層は、どのような場面で使われるのでしょうか?
![先生 teacher](./img/chara/teacher_80.webp)
ネットワークインターフェイス層は、LANなどの小規模なネットワークから、インターネットやクラウドサービスなどの大規模なネットワークまで、広く使われています。例えば、インターネットに接続するときには、ネットワークインターフェイス層でTCP/IP通信に必要なフレームやパケットを作成して、物理的な通信を行います。
まとめ
「ネットワークインターフェイス層」(ネットワークアクセス層、リンク層、link layer)は、TCP/IPモデルの第1層に位置し、物理的なネットワーク接続を処理する役割を持つ層です。
この層では、上位層から送られてきたビット列を電気信号や光信号、無線などに変換し、隣接する機器と通信を行います。
具体的には、イーサネットやWi-Fiといった通信規格、MACアドレスやフレームといった通信単位や識別子があります。
この層を通じて、データの伝送の正確性や完全性が保証され、ネットワーク上での通信が実現されます。
以下は、OSI参照モデルです。
- 第1層:物理層(Physical Layer)
- 第2層:データリンク層(Data Link Layer)
- 第3層:ネットワーク層(Network Layer)
- 第4層:トランスポート層(Transport Layer)
- 第5層:セッション層(Session Layer)
- 第6層:プレゼンテーション層(Presentation Layer)
- 第7層:アプリケーション層(Application Layer)
以下は、TCP/IP階層モデルです。
- 第1層:ネットワークインターフェイス層/リンク層(Link Layer)
- 第2層:インターネット層(Internet Layer)
- 第3層:トランスポート層(Transport Layer)
- 第4層:アプリケーション層(Application Layer)