ネットワークインターフェイス層

作成:2023-05-02 15:55
更新:2023-05-02 15:55
概要
「ネットワークインターフェイス層」について説明したページです。「ネットワークインターフェイス層」は、TCP/IPモデルの第1層に位置し、物理的なネットワーク接続を処理する役割を持つ層です。

用語

「ネットワークインターフェイス層」(ネットワークアクセス層、リンク層、link layer)についての説明です。

student
生徒

ネットワークインターフェイス層とは何ですか?

teacher
先生

ネットワークインターフェイス層は、TCP/IPモデルの第1層で、物理的なネットワーク接続を処理する役割を持つ層です。つまり、上位層から送られてきたビット列を電気信号や光信号、無線などに変換して、隣接する機器と通信します。

student
生徒

どのような通信規格や通信単位があるのでしょうか?

teacher
先生

ネットワークインターフェイス層には、イーサネットやWi-Fiなどの通信規格や、MACアドレスやフレームなどの通信単位や識別子があります。イーサネットは、有線LANでよく使われる通信規格で、Wi-Fiは無線LANで使われる通信規格です。MACアドレスは、機器ごとに割り振られた固有の識別子で、フレームは通信におけるデータのまとまりのことです。

student
生徒

ネットワークインターフェイス層は、どのような役割を持っているのでしょうか?

teacher
先生

ネットワークインターフェイス層は、上位の層から送られてきたデータを物理的なネットワーク接続に適した形式に変換することで、隣接する機器と通信を行います。また、通信に必要な識別子や通信規格を定めることも役割の一つです。

student
生徒

ネットワークインターフェイス層は、どのような場面で使われるのでしょうか?

teacher
先生

ネットワークインターフェイス層は、LANなどの小規模なネットワークから、インターネットやクラウドサービスなどの大規模なネットワークまで、広く使われています。例えば、インターネットに接続するときには、ネットワークインターフェイス層でTCP/IP通信に必要なフレームやパケットを作成して、物理的な通信を行います。

まとめ

「ネットワークインターフェイス層」(ネットワークアクセス層、リンク層、link layer)は、TCP/IPモデルの第1層に位置し、物理的なネットワーク接続を処理する役割を持つ層です。

この層では、上位層から送られてきたビット列を電気信号や光信号、無線などに変換し、隣接する機器と通信を行います。

具体的には、イーサネットやWi-Fiといった通信規格、MACアドレスやフレームといった通信単位や識別子があります。

この層を通じて、データの伝送の正確性や完全性が保証され、ネットワーク上での通信が実現されます。

以下は、OSI参照モデルです。

以下は、TCP/IP階層モデルです。

  • 第1層:ネットワークインターフェイス層/リンク層(Link Layer)
  • 第2層:インターネット層(Internet Layer)
  • 第3層:トランスポート層(Transport Layer)
  • 第4層:アプリケーション層(Application Layer)
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