アプリケーション層
用語
「アプリケーション層」（application layer、第7層、レイヤ7、layer 7、L7）についての説明です。
アプリケーション層って何ですか？
アプリケーション層とは、通信ネットワークの中で利用者が操作するソフトウェアが提供する機能についての仕様や通信手順、データ形式などを定める最上位の階層のことです。
アプリケーション層で使われるプロトコルって何ですか？
アプリケーション層がどのように動くのか、もう少し詳しく教えてください。
アプリケーション層は、ネットワークの最上位に位置し、利用者とコンピュータの通信を実現するために必要な機能を提供します。具体的には、利用者が操作するソフトウェアが提供する機能についての仕様や通信手順、データ形式を定めます。そして、これらの情報を元に、データの送受信を行います。利用者がWebブラウザでWebページを閲覧する場合、Webブラウザが利用するHTTPプロトコルがアプリケーション層で動作します。
アプリケーション層の役割は何ですか？
アプリケーション層の役割は、利用者が利用するソフトウェアが提供する機能についての仕様や通信手順、データ形式などを定めることです。そして、この情報を元に、データの送受信を行います。つまり、利用者がソフトウェアを操作するために必要な通信機能を提供することがアプリケーション層の役割です。
アプリケーション層が使われる例は何ですか？
アプリケーション層が使われる例としては、Webブラウジングやメールの送受信などが挙げられます。Webブラウジングでは、Webサイトの情報をブラウザ上で表示するためにHTTPプロトコルが使われます。また、メールの送受信では、SMTPプロトコルを使ってメールサーバー間でメールを転送することができます。これらのプロトコルは、アプリケーション層で定義されており、通信ネットワーク上で利用者とサーバー間の情報のやり取りを行うために重要な役割を果たします。
まとめ
「アプリケーション層」（application layer、第7層、レイヤ7、layer 7、L7）とは、通信ネットワークにおいて最上位の階層であり、利用者が操作するソフトウェアが提供する機能についての仕様や通信手順、データ形式などを定める役割があります。
例えば、Webブラウザやメールソフトなどがこの層に相当し、HTTPやFTPやSMTPなどのプロトコルが使われます。
利用者から入力されたデータを相手方へ送信したり、受信したデータを利用者に提示するといった役割を果たします。
アプリケーション層は、利用者が操作するアプリケーションと通信ネットワークの間で情報のやり取りを行うために存在し、Webブラウジングやメールの送受信などに重要な役割を果たします。
以下は、OSI参照モデルです。
- 第1層：物理層（Physical Layer）
- 第2層：データリンク層（Data Link Layer）
- 第3層：ネットワーク層（Network Layer）
- 第4層：トランスポート層（Transport Layer）
- 第5層：セッション層（Session Layer）
- 第6層：プレゼンテーション層（Presentation Layer）
- 第7層：アプリケーション層（Application Layer）
以下は、TCP/IP階層モデルです。
- 第1層：ネットワークインターフェイス層／リンク層（Link Layer）
- 第2層：インターネット層（Internet Layer）
- 第3層：トランスポート層（Transport Layer）
- 第4層：アプリケーション層（Application Layer）