データリンク層
用語
「データリンク層」(data link layer、リンク層、第2層、レイヤ2、layer 2、L2)についての説明です。
データリンク層って何ですか?
データリンク層は、通信プロトコルの機能や役割を階層構造で整理したモデルの一つで、物理的に繋がれた二台の機器の間でデータの受け渡しを行う層です。
データリンク層で何を行うんですか?
データリンク層では、データの形式やエラー検出、フロー制御などを行います。つまり、通信相手とデータの形式を合わせたり、データが正しく送受信されたかを確認する役割を担っています。
データリンク層で使われる規格って何ですか?
データリンク層で使われる主な規格は、イーサネットと呼ばれるものです。この規格では、データをフレームという単位に分割して送受信します。
データリンク層は、どの階層に位置づけられているんですか?
データリンク層は、OSI参照モデルでは第2層(レイヤ2)に位置づけられています。また、TCP/IP階層モデルでは最下層(リンク層)に位置づけられています。
まとめ
「データリンク層」(data link layer、リンク層、第2層、レイヤ2、layer 2、L2)は、通信プロトコルの階層構造モデルにおいて、物理的に接続された二台の機器間でデータをやり取りするための層です。
この層では、データのフォーマットやエラーチェック、フロー制御などを担当しています。
具体的には、フレームと呼ばれる単位に分割して通信を行い、フレーム単位でのエラーチェックや再送処理を行うことができます。
また、イーサネットという規格が代表的なデータリンク層のプロトコルとして使用されており、TCP/IP階層モデルにおいては最下位の層となっています。
データリンク層の役割は、通信が円滑に行われるようにすることであり、ネットワークの正常な動作に欠かせない重要な層です。
以下は、OSI参照モデルです。
- 第1層:物理層(Physical Layer)
- 第2層:データリンク層(Data Link Layer)
- 第3層:ネットワーク層(Network Layer)
- 第4層:トランスポート層(Transport Layer)
- 第5層:セッション層(Session Layer)
- 第6層:プレゼンテーション層(Presentation Layer)
- 第7層:アプリケーション層(Application Layer)
以下は、TCP/IP階層モデルです。
- 第1層:ネットワークインターフェイス層/リンク層(Link Layer)
- 第2層:インターネット層(Internet Layer)
- 第3層:トランスポート層(Transport Layer)
- 第4層:アプリケーション層(Application Layer)