エンティティ
用語
「エンティティ」(entity、実体)についての説明です。
説明
エンティティって何ですか?具体例を教えてください。
エンティティとは、ITの分野で使用される用語で、識別名や所在情報によって一意に指し示される独立した対象を指します。例えば、顧客や商品などの情報をデータベースに保存する場合、それぞれの顧客や商品を一つのエンティティとして扱います。
エンティティとインスタンスは何が違うんですか?
エンティティとインスタンスは非常に似ていますが、微妙な違いがあります。エンティティとは、データベース内で定義された一意の対象物を指しますが、インスタンスは、そのエンティティを実際に利用する際に作成される実体のことを指します。つまり、エンティティはあくまで定義のみであり、実際にデータを格納する際には、エンティティのインスタンスを作成する必要があります。
エンティティとオブジェクトの違いは何ですか?
エンティティとオブジェクトは、基本的に同じ意味を持っています。ただし、エンティティは主にデータベースの分野で使われる用語であり、オブジェクトは主にプログラミングの分野で使われる用語です。また、オブジェクトには、状態や振る舞いといった要素が含まれる場合がありますが、エンティティは単に一意の対象物を指すだけで、状態や振る舞いを持ちません。
エンティティと属性は何が違いますか?
エンティティは、一意の対象物を指す用語であり、属性はエンティティが持つ特性や情報を指します。例えば、顧客エンティティの属性には、名前、住所、電話番号などがあります。エンティティ自体は、属性を持つものであり、属性はエンティティに含まれる情報の一部に過ぎません。
まとめ
「エンティティ」(entity、実体)とは、ITの分野で使用される用語で、識別名や所在情報によって指し示される、一意の対象物を意味します。
具体的にどんな存在がエンティティと呼ばれるかは、分野や製品によって異なるため、一概には言えませんが、一つの物事を表すひとまとまりのデータの集合などを指すことが多いです。
例えば、顧客情報管理システムにおいては、顧客情報がエンティティにあたります。また、オブジェクト指向プログラミングにおいては、クラスのインスタンスとして表現されるオブジェクトがエンティティとして扱われます。