テストカバレッジ
用語
「テストカバレッジ」(test coverage、コードカバレッジ、code coverage)についての説明です。
テストカバレッジとは、ソフトウェアテストの進捗を表す尺度の一つです。具体的には、テスト対象のソースコードのうち、どの程度の割合のコードがテストされたかを表すものです。
テスト対象のソースコードって何ですか?
テスト対象のソースコードとは、開発者が書いたプログラムのコードのことです。テスト対象とは、そのコードが正常に動作するかどうかを確認するためにテストする対象の部分のことです。
テストカバレッジが100%だと、何が保証されるのですか?
テストカバレッジが100%ということは、テスト対象のソースコードの全ての部分がテストされたということです。しかし、それでも完全な品質を保証するわけではありません。なぜなら、テストケースが十分に網羅的でない場合や、テストの方法に欠陥がある場合があるためです。
テストカバレッジの割合はどのように計算されるのですか?
テストカバレッジの割合は、テストされたコードの行数やブロック数、命令数などの規模を、テスト対象となるソースコードの全体の行数やブロック数、命令数などの規模で割ったものです。例えば行数で見るとき、テストされた行数が100行で、テスト対象のソースコード全体が1000行だった場合、テストカバレッジは10%になります。
テストカバレッジを高めるためには、どのような方法がありますか?
テストカバレッジを高めるためには、テストケースの網羅性を高めることや、テスト対象のコードをより細かく分割してテストすることが挙げられます。また、自動化されたテストを導入することで、効率的にテストカバレッジを高めることもできます。
まとめ
「テストカバレッジ」(test coverage、コードカバレッジ、code coverage)とは、ソフトウェアテストにおいて、どの程度の割合のコードがテストされたかを表す尺度です。
テスト対象のソースコードの全体の行数やブロック数、命令数などの規模に対して、実際にテストされた行数やブロック数、命令数などの規模を割合で表したものとなります。
テストカバレッジが高いほど、テストされていないコードが少ないため、ソフトウェアの品質が高いことが期待できます。
ただし、テストカバレッジが100%であっても完全な品質を保証するわけではなく、テストケースの網羅性やテスト方法に欠陥がある場合には、問題が残ることがあります。