Null
用語
「NULL」(ヌル、ナル)についての説明です。
※ 英語での発音は「nʌ́l」(ナル)ですが、日本ではヌルと呼ばれることがほとんどです。
NULLって何ですか?
NULLは、データが存在しないことを表す言葉です。プログラミング言語やデータベースでは、変数やフィールドに何の値も入っていない状態をNullと呼びます。
Nullと空文字列(長さ0の文字列)は違うのですか?
違います。空文字列はデータが存在するが、その内容が空であることを示します。Nullはデータそのものが存在しないことを示します。例えば、あるデータベースのテーブルにおいて、特定のフィールドがNullである場合、そのフィールドには何の情報も格納されていないことを示します。
Nullってどうやって使われるんですか?具体的な例が知りたいです。
具体的な例を挙げると、たとえば、ある学生のデータを管理するデータベースがあるとします。そのデータベースでは、学生の名前や年齢などの情報を格納します。しかし、入学手続きを完了していない新入生の場合、まだ名前や年齢の情報が入っていない状態ですよね。このような場合、その学生の名前や年齢のフィールドにはNullが設定されます。
なるほど。他にも例はありますか?
そうですね。例えば、あるプログラムでユーザーが入力した値を処理する際に、必要なデータが欠落している場合もNullが使用されます。ユーザーが住所を入力するフォームがあり、ユーザーが住所を入力しなかった場合、その住所の変数にはNullが代入されます。
なるほど。
Nullはデータが存在しないことを明示的に示すために使用される重要な概念です。データの欠落や未設定の状態を表現する際に活用されます。
まとめ
「NULL」(ヌル、ナル)は、データが存在しないことを示す言葉です。
主にプログラミング言語やデータベースにおいて使用されます。
NULLは、変数やフィールドに何の値も入っていない状態を表現します。
つまり、データそのものが存在しない状態を意味します。
NULLは空文字列とは異なります。
空文字列はデータが存在するが、その内容が空であることを示します。
一方、NULLはデータそのものが存在しないことを示します。
データベースにおいては、NULLを使用して特定のフィールドに情報が欠落していることを明示します。
NULLは、データの欠落や未設定の状態を明確に表現するために重要な役割を果たします。