ビットマップ画像
用語
「ビットマップ画像」(bitmap image、ラスター画像、raster image、ビットマップ形式、bitmap format)についての説明です。
ビットマップ画像って何ですか?
ビットマップ画像とは、画像を小さな点(ピクセル)の集合として表現する画像のデータ形式のひとつです。つまり、画像をドット(ピクセル)の集合として表現します。
ピクセルの色はどうやって指定されるんですか?
ピクセルの色は、ビットの配列で指定されます。つまり、色情報をビット列に変換して表現します。
色情報をビット列に変換するとは、どういうことですか?
たとえば、1つの色を、赤、青、緑の色の強さで表しているとします。その各色について、8ビットの配列を割り当てるとします。8ビットあると、0~255の数値が表現できます。そのため、赤、青、緑のそれぞれについて、0~255段階の色の強さを表現できます。
つまり、赤8ビット、青8ビット、緑8ビットで、24ビットで1つのピクセルの色を表現するということですか?
そういうことです。
それじゃあ、ビット数が少ないと色の段階が少なく、ビット数が多いと色の段階が多くなるってことですか?
はい、その通りです。ピクセルで使用されるビット数によって、色の数が決まります。ビット数が多ければ多いほど、細かい色の表現ができます。
ビットマップ画像とベクター画像ってどう違うんですか?
ビットマップ画像は、画像をピクセルの集合として表現するのに対し、ベクター画像は、画像を図形や曲線などの数値情報として表現します。ベクター画像は拡大・縮小しても画質が劣化しないのに対し、ビットマップ画像は拡大・縮小すると画質が劣化する欠点があります。
まとめ
「ビットマップ画像」(bitmap image、ラスター画像、raster image、ビットマップ形式、bitmap format)とは、画像を小さな点(ピクセル)の集合として表現する画像のデータ形式の一つです。
ピクセルの色は、ビットの配列で指定されます。
ビット数が多ければ多いほど、より多くの色を表現できますが、同時にファイルサイズも大きくなります。
一方、ビット数が少ない場合は、色数が少なくなりますが、ファイルサイズが小さくなる利点があります。
ビットマップ画像は、主にデスクトップパブリッシングやWebページの作成に使用されます。
しかし、拡大や縮小をすると画質が劣化するため、印刷物には適していません。