SRAM
用語
「SRAM」(エスラム、Static Random Access Memory、スタティックRAM、Static RAM)についての説明です。
SRAMについて教えてください。
SRAMとDRAMの違いは何ですか?
SRAMとDRAMの主な違いは、速度、消費電力、価格、集積度です。SRAMは高速であり、データの読み書きが迅速に行えます。また、消費電力も比較的低いです。しかし、SRAMはDRAMと比べて容量あたりの価格が高く、集積度が低い(狭い場所にたくさん作れない)という欠点があります。
SRAMはどのような場面で使われますか?
なるほど、SRAMはキャッシュメモリなどに使われるんですね。でも、価格が高いということは、コンピュータのメモリ全体にSRAMを使うのは難しいんですか?
そうですね、SRAMは高価であるため、大容量のメモリを必要とする場合にはコストの問題があります。そのため、コンピュータのメモリ全体にSRAMを使用するのは難しいです。
そうなのですね。
一般的に、コンピュータのメモリシステムでは、容量の大部分はDRAM(ダイナミックRAM)が担っています。DRAMはSRAMに比べて容量あたりの価格が低く、集積度も高い(狭い場所にたくさん作れる)ため、大容量メモリとして使用されています。ただし、SRAMは高速かつ低消費電力であるため、キャッシュメモリなどの高速アクセスが必要な部分に使用されます。
特徴が違うものを上手く組み合わせているのですね。
そうです。コンピュータのメモリシステムでは、SRAMとDRAMを組み合わせることで、高速性と容量の両方をバランスよく実現しています。このように、異なる特性を持つメモリを組み合わせることで、効率的なメモリシステムが構築されています。
まとめ
「SRAM」(エスラム、Static Random Access Memory、スタティックRAM、Static RAM)は、読み書き可能な半導体メモリの一種です。
電源が供給されている限り、データを保持することができます。
高速であり低消費電力な特性を持ち、キャッシュメモリなどによく使用されます。
ただし、価格が高く、集積度が低いという欠点もあります。
コンピュータのメモリシステムでは、主にDRAMと組み合わせて使用され、高速性と容量の両方をバランスよく実現しています。