SHA-1

作成:2023-04-05 21:47
更新:2023-04-05 21:47
概要
「SHA-1」について説明したページです。「SHA-1」は、Secure Hash Algorithmの一種であり、160ビット(20バイト)のハッシュ値を生成するハッシュ関数の1つです。

用語

「SHA-1」(Secure Hash Algorithm 1)についての説明です。

説明

student
生徒

SHA-1って何ですか?

teacher
先生

SHA-1は、与えられたデータから一意な20バイトのハッシュ値を生成するハッシュ関数です。ハッシュ値は、データを識別するために使われます。同じデータからは必ず同じハッシュ値が得られますが、わずかでも異なるデータからは異なるハッシュ値が得られます。

student
生徒

なぜSHA-1が使われるのですか?

teacher
先生

SHA-1は、データの完全性を確認するために使用されます。例えば、あなたがファイルをダウンロードしたとします。ダウンロードが完了した後、SHA-1を使ってダウンロードしたファイルのハッシュ値を計算し、公開された正しいハッシュ値と比較します。もし計算されたハッシュ値と公開されたハッシュ値が一致しなければ、ダウンロードしたファイルに変更が加えられていることがわかります。これは、ファイルが改ざんされた場合や、ハッキングされた可能性があることを示します。

student
生徒

SHA-1のセキュリティについて教えてください。

teacher
先生

SHA-1は、かつては広く使用されていましたが、現在は推奨されていません。SHA-1は、衝突攻撃と呼ばれる攻撃に対して脆弱性があります。衝突攻撃とは、異なるデータから同じハッシュ値を生成することができる攻撃です。このため、SHA-1を使用する場合は、より安全なハッシュ関数に置き換えることが推奨されています。

まとめ

「SHA-1」(Secure Hash Algorithm 1)は、Secure Hash Algorithmの一種であり、任意の長さのデータから固定長のハッシュ値を生成するハッシュ関数の1つです。

ハッシュ値は、与えられたデータが改ざんされていないかどうかを確認するために使用されます。

SHA-1は、160ビット(20バイト)のハッシュ値を生成し、同じデータからは必ず同じハッシュ値が得られますが、わずかでも異なるデータからは異なるハッシュ値が得られます。

しかし、SHA-1は現在、セキュリティ上の脆弱性が指摘されており、推奨されていません。

そのため、より強力なセキュリティを持つSHA-2SHA-3などの代替手段が推奨されています。

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