CIDR
用語
「CIDR」(サイダー、Classless Inter-Domain Routing、クラスレスアドレッシング、classless addressing)についての説明です。
説明
CIDRって何ですか?
CIDRは、インターネット上のIPアドレスの割り当てと経路選択(ルーティング)を柔軟に運用するための仕組みです。
IPアドレスのクラス分けって何ですか?
以前、IPアドレスは、Aクラス、Bクラス、Cクラスなどのクラスに分けられていました。それぞれのクラスには、固定的なアドレス範囲が割り当てられていました。
なぜCIDRが必要なのですか?
IPアドレスのクラス分けだと、組織の規模に合わせた適切なアドレス数を割り当てることが難しく、無駄が生じていました。CIDRを導入することで、必要なアドレス数だけを割り当てることができ、無駄を減らせるようになりました。
CIDRでは、どのようにアドレスを割り当てるのですか?
CIDRでは、組織の規模に応じて、割り当てるアドレスの数を柔軟に選択できます。例えば、小規模な組織には少ないアドレス数を割り当て、大規模な組織には多くのアドレス数を割り当てることができます。
アドレスブロックをグループ化することで、どのような効果があるのですか?
CIDRでは、アドレスブロックをグループ化することで、経路情報を効率的に伝達することができるようになります。例えば、1つのアドレスブロックに対して、1つのルーティング情報を送信することができます。これによって、経路選択の効率化が図られます。
CIDRの利点は何ですか?
CIDRの利点は、アドレスの無駄削減や経路情報の効率化などが挙げられます。また、組織の規模に合わせた適切なアドレス数を割り当てることができるため、アドレス不足問題を軽減することができます。
まとめ
「CIDR」(サイダー、Classless Inter-Domain Routing、クラスレスアドレッシング、classless addressing)は、インターネット上でIPアドレスを割り当てる仕組みの一つです。
以前はIPアドレスをクラス分けし、組織の規模に応じた固定的なアドレス割り当てが行われていましたが、CIDRでは柔軟にアドレスの数を選択できます。
アドレスブロックをグループ化して、ルーティングに関する情報を効率的に伝達することもできます。
CIDRによって、IPアドレスの運用をより柔軟かつ効率的に行うことができるようになりました。