CIDR

作成:2023-04-07 18:09
更新:2023-04-07 18:09
概要
「CIDR」について説明したページです。「CIDR」は、インターネット上でIPアドレスを割り当てる仕組みの一つです。

用語

「CIDR」(サイダー、Classless Inter-Domain Routing、クラスレスアドレッシング、classless addressing)についての説明です。

説明

student
生徒

CIDRって何ですか?

teacher
先生

CIDRは、インターネット上のIPアドレスの割り当てと経路選択(ルーティング)を柔軟に運用するための仕組みです。

student
生徒

IPアドレスのクラス分けって何ですか?

teacher
先生

以前、IPアドレスは、Aクラス、Bクラス、Cクラスなどのクラスに分けられていました。それぞれのクラスには、固定的なアドレス範囲が割り当てられていました。

student
生徒

なぜCIDRが必要なのですか?

teacher
先生

IPアドレスのクラス分けだと、組織の規模に合わせた適切なアドレス数を割り当てることが難しく、無駄が生じていました。CIDRを導入することで、必要なアドレス数だけを割り当てることができ、無駄を減らせるようになりました。

student
生徒

CIDRでは、どのようにアドレスを割り当てるのですか?

teacher
先生

CIDRでは、組織の規模に応じて、割り当てるアドレスの数を柔軟に選択できます。例えば、小規模な組織には少ないアドレス数を割り当て、大規模な組織には多くのアドレス数を割り当てることができます。

student
生徒

アドレスブロックをグループ化することで、どのような効果があるのですか?

teacher
先生

CIDRでは、アドレスブロックをグループ化することで、経路情報を効率的に伝達することができるようになります。例えば、1つのアドレスブロックに対して、1つのルーティング情報を送信することができます。これによって、経路選択の効率化が図られます。

student
生徒

CIDRの利点は何ですか?

teacher
先生

CIDRの利点は、アドレスの無駄削減や経路情報の効率化などが挙げられます。また、組織の規模に合わせた適切なアドレス数を割り当てることができるため、アドレス不足問題を軽減することができます。

まとめ

「CIDR」(サイダー、Classless Inter-Domain Routing、クラスレスアドレッシング、classless addressing)は、インターネット上でIPアドレスを割り当てる仕組みの一つです。

以前はIPアドレスをクラス分けし、組織の規模に応じた固定的なアドレス割り当てが行われていましたが、CIDRでは柔軟にアドレスの数を選択できます。

アドレスブロックをグループ化して、ルーティングに関する情報を効率的に伝達することもできます。

CIDRによって、IPアドレスの運用をより柔軟かつ効率的に行うことができるようになりました。

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