ループバックアドレス
用語
「ループバックアドレス」(loopback address、127.0.0.1、::1)についての説明です。
ループバックアドレスって何ですか?
ループバックアドレスとは、そのコンピュータ自身を示すIPアドレスのことです。
ループバックアドレスはどのように使われますか?
ループバックアドレスの表記方法は何ですか?
グローバル・ループバックアドレスって何ですか?
ループバックアドレスは物理的なネットワークインターフェースではなく、仮想的なNICであるループバックインターフェースに割り当てられるということですが、NICとは何ですか?
NICとは、ネットワークインターフェースコントローラーの略で、ネットワークに接続されたコンピュータと通信するために必要な装置です。NICは、物理的にはコンピュータに取り付けられたカードやチップセットの形をしており、コンピュータのマザーボードに直接接続されます。
まとめ
「ループバックアドレス」(loopback address、127.0.0.1、::1)とは、あるコンピューターが自分自身を示すIPアドレスのことです。
このアドレスは、物理的なネットワークインターフェースではなく、OSなどに実装された仮想的なNICであるループバックインターフェースに割り当てられます。
通信を行うと、その通信はネットワークに出ることなく、自分自身に戻ってきます。
ループバックアドレスには、ネットワーク機器やコンピュータの死活監視、ネットワーク設定やプログラムの動作確認、ローカルホスト上でサーバやクライアントのテスト、ルーティングテーブルのサマリ化などのメリットがあります。
IPv4では127.0.0.1、IPv6では::1と表記されます。
ローカル・ループバックアドレス以外にも、グローバル・ループバックアドレスと呼ばれるものがあります。
グローバル・ループバックアドレスは、任意のグローバルIPアドレスをループバックインターフェースに割り当てることで作成できます。