ループバックアドレス

作成:2023-04-19 20:52
更新:2023-04-19 20:52
概要
「ループバックアドレス」について説明したページです。「ループバックアドレス」は、あるコンピューターが自分自身を示すIPアドレスのことです。

用語

「ループバックアドレス」(loopback address、127.0.0.1、::1)についての説明です。

student
生徒

ループバックアドレスって何ですか?

teacher
先生

ループバックアドレスとは、そのコンピュータ自身を示すIPアドレスのことです。

student
生徒

ループバックアドレスはどのように使われますか?

teacher
先生

ループバックアドレスに対して通信を行うと、その通信はネットワークに出ることなく、自分自身に戻ってきます。ループバックアドレスを使用することで、ネットワーク機器やコンピュータの死活監視ができたり、プログラムの動作確認やローカルホスト上でのサーバクライアントのテストができます。また、ループバックアドレスを使用することで、ルーティングテーブルのサマリ化ができます。

student
生徒

ループバックアドレスの表記方法は何ですか?

teacher
先生

IPv4では127.0.0.1IPv6では::1と表記されます。これらのアドレスはローカル・ループバックアドレスと呼ばれ、RFC1122 / RFC6890 等で定義されています。

student
生徒

グローバル・ループバックアドレスって何ですか?

teacher
先生

グローバル・ループバックアドレスは、任意のグローバルIPアドレスをループバックインターフェースに割り当てることで作成できます。グローバル・ループバックアドレスは、BGPなどの動的経路制御プロトコルで使用されます。ただし、一般的にはローカル・ループバックアドレスが使用されることが多いです。

student
生徒

ループバックアドレスは物理的なネットワークインターフェースではなく、仮想的なNICであるループバックインターフェースに割り当てられるということですが、NICとは何ですか?

teacher
先生

NICとは、ネットワークインターフェースコントローラーの略で、ネットワークに接続されたコンピュータと通信するために必要な装置です。NICは、物理的にはコンピュータに取り付けられたカードやチップセットの形をしており、コンピュータのマザーボードに直接接続されます。

まとめ

「ループバックアドレス」(loopback address、127.0.0.1、::1)とは、あるコンピューターが自分自身を示すIPアドレスのことです。

このアドレスは、物理的なネットワークインターフェースではなく、OSなどに実装された仮想的なNICであるループバックインターフェースに割り当てられます。

通信を行うと、その通信はネットワークに出ることなく、自分自身に戻ってきます。

ループバックアドレスには、ネットワーク機器やコンピュータの死活監視、ネットワーク設定やプログラムの動作確認、ローカルホスト上でサーバやクライアントのテスト、ルーティングテーブルのサマリ化などのメリットがあります。

IPv4では127.0.0.1、IPv6では::1と表記されます。

ローカル・ループバックアドレス以外にも、グローバル・ループバックアドレスと呼ばれるものがあります。

グローバル・ループバックアドレスは、任意のグローバルIPアドレスをループバックインターフェースに割り当てることで作成できます。

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