オブジェクト
用語
「オブジェクト」(object)についての説明です。
説明
オブジェクトって何ですか?
オブジェクトとは、コンピューター上で操作や処理の対象となる何らかの実体のことを指します。例えば、操作画面上でアイコンなどの形で表示されるデータ集合や操作要素、図形描画ソフトで画面上に配置した個々の図形、3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)で空間に配置した立体などが該当します。
オブジェクトって具体的にどういうものがあるんですか?
たとえば、Webページ上のボタンや画像、ゲームのキャラクター、スプレッドシートのセルやグラフ、データベース内のレコード、音声ファイルや動画ファイルなどがオブジェクトです。つまり、コンピュータ上で扱うことができるものであれば何でもオブジェクトになり得ます。
オブジェクト指向って何ですか?
オブジェクト指向とは、プログラミングの手法の一つで、オブジェクトを中心にプログラムを構築することを指します。オブジェクト指向によるプログラミングでは、オブジェクト同士が相互作用することでプログラムを実現します。例えば、ゲームのキャラクターが敵キャラクターと戦闘をする場合、それぞれのキャラクターがオブジェクトとしてプログラムされ、それぞれのオブジェクトが相互作用することで戦闘が実現されます。
オブジェクト指向ってどういうメリットがあるんですか?
オブジェクト指向のメリットとしては、プログラムの再利用性や保守性が高いことが挙げられます。オブジェクト指向では、オブジェクトを部品化し、それらを組み合わせてプログラムを作成するため、同じ部品を再利用することが容易になります。また、部品ごとに独立しているため、修正や改良がしやすく、保守性が高いです。
オブジェクト指向ってどういうプログラミング言語で使われるんですか?
オブジェクト指向は、多くのプログラミング言語で使われています。JavaやC++、Python、Ruby、Objective-Cなどが代表的なオブジェクト指向言語です。これらの言語では、オブジェクト指向の概念を直接的にサポートしており、プログラミングがより簡単になります。また、オブジェクト指向を採用していない言語でも、オブジェクト指向的な設計や実装を行うことができます。
まとめ
「オブジェクト」(object)とは、コンピュータ上で操作や処理の対象となる何らかの実体を指す言葉です。例えば、アイコンやボタンのような操作要素、個々の図形や空間に配置した立体などがオブジェクトとして扱われます。
オブジェクト指向とは、プログラミングにおいてオブジェクトを中心とした設計・実装を行う手法のことであり、JavaやC++などの言語で使われています。
オブジェクト指向によって、プログラムの再利用性や保守性が向上し、開発の効率化が図られます。
オブジェクト指向を採用していない言語でも、オブジェクト指向的な設計や実装を行うことができます。