インスタンス化
用語
「インスタンス化」(instantiation、instantiate)についての説明です。
説明
インスタンス化って何ですか?
インスタンス化とは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、クラスなどの定義に基づいて実行時にメモリ上に領域を確保し、実際にデータの集合体を生成することです。生成されたオブジェクトの実体をインスタンスと呼びます。
クラスとは何ですか?
クラスとは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、同じ特徴や属性を持つ複数のオブジェクトをまとめたものです。例えば、人というクラスには、共通して持つ属性として「名前、年齢、性別」があるかもしれません。
オブジェクトって何ですか?
オブジェクトとは、クラスの実体であり、実際にデータを持っているものです。人というクラスのオブジェクトとしては、「田中一郎」という人物がいるかもしれません。
インスタンスとオブジェクトは同じ意味ですか?
はい、インスタンスとオブジェクトは基本的に同じ意味で使われます。ただし、インスタンスという言葉は、オブジェクト指向プログラミングにおいてクラスからオブジェクトを生成する際に用いられることが多いです。
オブジェクト指向プログラミングとは何ですか?
オブジェクト指向プログラミングとは、プログラムの処理対象をオブジェクトと呼ばれる単位に分割し、オブジェクト同士の関係性をプログラムに反映させるプログラミングの手法です。クラス、オブジェクト、継承、ポリモーフィズムなどが、オブジェクト指向プログラミングの中でよく用いられる概念です。
まとめ
「インスタンス化」(instantiation、instantiate)とは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、クラスという設計図に基づいて実行時に実体を生成することです。
つまり、クラスを元にしてオブジェクトを作り出すことを指します。
この生成されたオブジェクトをインスタンスと呼びます。
例えば、人というクラスがあった場合、そのクラスから田中さんや佐藤さんなど、実際の人間を表すオブジェクトが生成されます。
インスタンス化によって、プログラムで使うための実体を作り出すことができます。