スループット
用語
「スループット」(throughput)についての説明です。
スループットって何ですか?
スループットとは、ある機器や通信路の性能を表す特性の一つで、単位時間あたりに処理できる量を表します。例えば、コンピュータが1秒間に実行できる処理の件数や、通信回線が1秒間に送受信できるデータの量がスループットにあたります。
スループットが高い方が良いんですか?
はい、スループットが高いほど、処理能力やデータ転送量が大きいことを意味します。つまり、高いスループットを持つ機器や通信路ほど、より多くの処理やデータ転送を行うことができます。
スループットとレイテンシって何が違うんですか?
レイテンシとは、処理やデータ転送が開始されてから終了するまでの時間のことです。一方、スループットは、単位時間あたりに処理できる量を表します。つまり、レイテンシは時間の概念で、スループットは量の概念です。
どのような場面でスループットが重要になるんですか?
スループットは、大量のデータを高速に処理する場合に特に重要です。例えば、データセンターなどで多数のサーバーを運用する場合や、高速な通信回線を使用して大量のデータを送受信する場合などです。
スループットを測定する方法は何ですか?
スループットを測定する方法は、測定する対象によって異なります。コンピュータの場合は、ベンチマークソフトウェアを使用して測定することが一般的です。通信回線の場合は、ネットワークアナライザなどの専用の測定機器を使用することがあります。
まとめ
「スループット」(throughput)は、ある機器や通信路が単位時間あたりに処理できる量を表す指標のことです。
例えば、コンピュータシステムが1秒間に実行できる処理の件数や、通信回線が1秒間に送受信できるデータの量がスループットにあたります。
スループットが高いほど、処理能力やデータ転送量が大きいことを示し、高いスループットを持つ機器や通信路は、より多くのデータを処理でき、高速な通信を実現することができます。
一方、スループットが低い場合は、処理や通信が遅くなり、ボトルネックとなってしまう可能性があります。
スループットは、レイテンシとともにパフォーマンスを評価する指標の一つです。
通信の場合では、1秒あたりに伝送できるビット数であるビット毎秒(bps、bits per second)や、1秒あたりに伝送できるバイト数であるバイト毎秒(bytes/s)などが用いられます。