NAT

作成:2023-04-05 14:21
更新:2023-04-05 14:21
概要
「NAT」について説明したページです。「NAT」は、2つのネットワーク間で、IPアドレスを変換する技術です。

用語

「NAT」(Network Address Translation、ネットワークアドレス変換)についての説明です。

説明

student
生徒

NATって何ですか?

teacher
先生

NATは、複数のコンピュータが同じインターネット回線を共有するときに使われる技術です。ルーターやゲートウェイといった機器が、内部のプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換して、インターネットに接続している機器と通信ができるようにします。

student
生徒

なるほど、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスって何ですか?

teacher
先生

IPアドレスは、ネットワークに接続されたコンピュータを識別するための番号です。プライベートIPアドレスは、自宅や学校、オフィスなどのローカルネットワーク内で使われる番号で、グローバルIPアドレスは、インターネット上で使われる番号です。プライベートIPアドレスは、ローカルネットワーク内でしか通信できないため、グローバルIPアドレスに変換する必要があります。

student
生徒

静的NATと動的NATって何ですか?

teacher
先生

静的NATは、事前にIPアドレスの変換ルールを設定して、そのルールに従って自動的に変換を行うNATの方式です。一方、動的NATは、通信が行われるたびにルールを作成して変換を行う方式です。静的NATはルールが固定されているため、変更が必要な場合には手動で変更する必要がありますが、動的NATは柔軟に変更ができるため、管理が容易です。

まとめ

「NAT」(Network Address Translation、ネットワークアドレス変換)とは、ネットワーク内のコンピューターがインターネットに接続する際に、プライベートIPアドレスからグローバルIPアドレスに変換する技術です。

これにより、複数のコンピューターが同じグローバルIPアドレスを共有することができます。

NATは、IPアドレスを節約するために広く使われており、静的NATと動的NATの2種類があります。

静的NATは、事前に変換ルールを設定することで、変換を行う方式です。

動的NATは、通信が行われる度にルールを作成し変換を行う方式で、柔軟に変更ができます。

NATは、インターネットを利用する上で必要不可欠な技術の1つとなっています。

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