ICMP
用語
「ICMP」(Internet Control Message Protocol)についての説明です。
ICMPとは何ですか?
ICMPはどのレイヤーのプロトコルですか?
ICMPは、IPと同じレイヤー3のプロトコルです。IPの働きを補助する役割を果たします。
ICMPにはどんな種類のメッセージがありますか?
ICMPには、エコー要求とエコー応答というメッセージがあります。これらを使ってpingというネットワーク疎通診断プログラムが動作します。また、宛先到達不能や時間超過などのエラーメッセージもあります。
エコー要求とエコー応答とは何ですか?
エコー要求とは、ネットワーク上のある機器に対して、通信が正常に行われるかどうか確認するメッセージです。エコー要求メッセージを送信すると、対象の機器からエコー応答メッセージが返ってきます。これらのメッセージを使って、pingというネットワーク疎通診断プログラムが動作します。
宛先到達不能とはどういう意味ですか?
宛先到達不能は、通信先の機器が存在しない場合や、ルーティングによって通信できない場合に発生するエラーメッセージです。例えば、あるネットワークから別のネットワークに送信したパケットが到達できない場合に、ICMPによって宛先到達不能のエラーメッセージが返されます。
ICMPによって返されるエラーメッセージはどのような役割がありますか?
ICMPによって返されるエラーメッセージは、ネットワークのトラブルシューティングに役立ちます。エラーメッセージを受け取った機器は、通信が正常に行われなかった原因を特定することができます。また、エラーメッセージを送信することで、通信が正常に行われるように再試行することもできます。
:::section-summarize
まとめ
「ICMP」(Internet Control Message Protocol)は、IP通信の疎通状態を確認したり、エラー情報を返したりするプロトコルです。
IPと同じレイヤー3のプロトコルで、IPの働きを補助する役割を果たします。
ICMPには、エコー要求とエコー応答というメッセージがあり、これらを使ってpingというネットワーク疎通診断プログラムが動作します。
他にも、宛先到達不能や時間超過などのエラーメッセージがあります。
ネットワークトラブルの診断や解決に利用され、ヘッダーとデータが含まれた形式でメッセージをやり取りします。