DNSサーバ
用語
「DNSサーバ」(DNS server、ネームサーバ、Name Server、NS)についての説明です。
DNSサーバとは何ですか?
DNSサーバとは具体的に何をするものなのでしょうか?
例えば、ユーザーがブラウザで「www.google.com」と入力すると、DNSサーバは「www.google.com」に対応するIPアドレスを探して、ブラウザに返します。ブラウザはそのIPアドレスに接続して、GoogleのWebサイトを表示します。
DNSサーバはどのような機能を持っているのでしょうか?
DNSサーバは、キャッシュ機能やラウンドロビン機能などを備えています。キャッシュ機能は、一度検索したドメイン名とIPアドレスの対応表を保存しておくことで、次回以降の検索を高速化する機能です。ラウンドロビン機能は、負荷分散のために複数のIPアドレスを持つドメイン名に対して、交互に応答する機能です。
DNSサーバはたくさんあるのでしょうか?
はい、DNSサーバは複数あり、階層構造になっています。上位ドメインのDNSサーバは、下位ドメインの情報を全て把握しているわけではありません。下位ドメインのDNSサーバーのIPアドレスのみを把握しています。
階層構造ということは、最上位の方はどうなっているのすか?
最上位は、世界の十数ヶ所に設置されたルートサーバになっています。トップレベルドメイン(.jpや.comなど)の所在は、このルートサーバに尋ねると分かります。
まとめ
「DNSサーバ」(DNS server、ネームサーバ、Name Server、NS)は、ドメイン名とIPアドレスを対応付けるサーバのことです。
インターネット上の住所であるドメイン名をIPアドレスに変換することで、ユーザーがWebサイトやメールサーバにアクセスできるようにします。
DNSサーバは、階層構造になっており、最上位はルートサーバになっています。
DNSサーバにはキャッシュ機能やラウンドロビン機能などがあります。
一般ユーザーが利用するDNSサーバは、インターネットプロバイダやWebホスティング会社などが提供しており、コマンドプロンプトやターミナルで「nslookup」や「dig」などのコマンドを使って確認することができます。
DNSサーバは、インターネットの利用に欠かせない役割を果たしています。