TCP
用語
「TCP」(Transmission Control Protocol)についての説明です。
説明
TCPって何ですか?
TCPはどのような特徴がありますか?
TCPの特徴は、信頼性が高く、データの損失やエラーが起こりにくいことです。また、データの送信や受信が確実に行われるため、通信の信頼性を担保することができます。しかし、この信頼性を確保するために、データの送信や受信に時間がかかるため、即時性や高速性は得られにくいとされています。
TCPはどの層で動作しますか?
TCPとUDPの違いは何ですか?
TCPとUDPは、どちらもインターネット上でデータを送受信するための通信規約ですが、TCPは信頼性が高く、データの完全性を確保することができます。一方、UDPは信頼性は低いですが、即時性や高速性が求められる場合には有効です。また、TCPは接続型プロトコルであるのに対して、UDPは非接続型プロトコルです。
TCPの伝送制御プロトコルとは何ですか?
TCPの伝送制御プロトコルとは、通信路上でのデータのやり取りを制御するプロトコルのことです。TCPでは、送信元からのデータの送信が正常に行われるように、通信相手から確認応答を受け取るまで再送信を行います。また、通信相手からデータを受信した場合には、正しく受信したことを確認するために、通信相手に確認応答を返します。このようにして、データの信頼性や完全性を確保することができます。
他にも機能はあるのですか?
はい、TCPでは、通信路上の混雑状況を検知し、通信速度を調整する機能も備わっています。これにより、通信路上でデータのロスが発生しにくくなり、効率的な通信が行えます。
まとめ
「TCP」(Transmission Control Protocol)は、インターネット上でデータをやり取りするためのプロトコルの1つです。
データの信頼性を高く保つために、通信経路上でパケットの損失や順序の入れ替わりをチェックし、必要に応じて再送や順序の修正を行います。
そのため、データの完全性や正確性を担保し、高い信頼性を持った通信が可能です。
また、通信路上の混雑状況を検知し、通信速度を調整する機能も持っており、データのロスを抑えた効率的な通信ができます。
TCPは、OSI参照モデルのトランスポート層に位置し、多くのアプリケーションで使用されています。